羽生結弦、五輪を諦めようと思ったことも…「『明けない夜はない』です」
昨年秋の大けがからの復活となった羽生選手。
これについて、織田は「羽生選手は氷に乗ったら、1週間もあれば絶対4回転(飛べる)まで戻せるじゃないですか。それを間近で見ていて知っていたので、『大丈夫だ!』って思っていても、待ち構えている大会がオリンピックですから。滑れないことへの重圧って普通の大会と比べてすごかったと思うんですよ。そこはどうでした?」と質問すると、羽生選手は「2カ月間休んでいたことによる足の裏の筋肉の衰えとか、もう1回転ですらも降りる(着氷)のが痛いんです。足首どころではないという感じで、時間はかかりました」と吐露する。
続けて「そこまでやるのに時間がかかったけれど、緊張は毎日していました。しんどいなあって思っていました。ただ、しんどいからこそ最終的に幸せがくるんだろうなっていうのを、ひたすら待っていた感じです」と明かす。
それに対し、松岡から「(五輪を)諦めようと思った瞬間はなかったんですか?」と聞かれると、「ありました」と即答。「たくさんありましたけど、それがあるから絶対幸せがくるんだってひたすら待っていました。『明けない夜はない』ですね」とほほ笑んだ。
最後に、応援してくれたファンへ向けて「『ありがとう』と伝えたいと思います。本当にありがとうございました」とお辞儀をすれば、宇野選手も「ありがとうございました」と、仲良く笑顔で感謝を込めた。