「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の椎橋寛による漫画「ぬらりひょんの孫」が、7月にTOKYO-MX、BS11ほかでアニメ化。3月28日、「東京国際アニメフェア2010」(東京ビッグサイト)で、同作の制作発表会が開催され、声優の福山潤、堀江由衣、杉田智和、「週刊少年ジャンプ」で同作を担当する編集者の中路靖二郎氏、アニメのプロデューサー・篠崎真哉氏、アニメ制作会社・スタジオディーンの飯嶋浩次氏が出席した。
「ぬらりひょんの孫」は、妖怪の総大将“ぬらりひょん”の孫で妖怪と人間のクオーターである中学生の少年・リクオ(福山)が、祖父率いる東日本一の妖怪一家「奴良(ぬら)組」の三代目継承者として百鬼夜行を統べるべく成長し、仲間の危機を救うために戦う姿を描いた妖怪任きょうストーリー。漫画は現在9巻まで発売され、累計売り上げは300万部を超える。
このアニメ化となる本作には、リクオ役に福山、リクオに付き従う雪女役に堀江、同じく鴆役に杉田ら人気声優が参加。そのほかにも、安元洋貴(青田坊役)、鳥海浩輔(黒田坊役)、櫻井孝宏(首無役)、中田譲治(牛鬼役)、吉野裕行(牛頭丸役)、保志総一朗(馬頭丸役)、間島淳司(鴉天狗役)、平野綾(家長カナ役)、前田愛(花開院ゆら役)、谷山紀章(清継役)、大塚周夫(ぬらりひょん役)ら豪華声優が、昨年発売されたドラマCDに引き続き出演することが発表された。
制作スタッフには、シリーズ構成に「東京マグニチュード8.0」などの高橋ナツコ、キャラクターデザインに「地獄少女」シリーズなどの岡真里子、音楽は「ONE PIECE」シリーズなどの田中公平らが名を連ねている。
福山は「素晴らしいスタッフ、出演者の皆さんと共演できることはもちろん、1人の“男の子”として、ジャンプ作品の主人公を演じられるなんて胸躍る気持ち。立派に三代目を襲名できるよう演じていきたい」と意気込みを。堀江は「子どものころのあだ名が雪女だったんです。そのころから役作りをしていたと考えれば(笑)、この役はバッチリのはず。関係者とおはらいにも行ってきたので準備は万端です!」と胸を張る。
しかし、杉田は「おはらい!? おれ今聞きました!」と機会を逃したことに焦りながら、「高い期待の分だけ、三代目に命を懸けます!」と役柄になりきって作品への意気込みを語った。
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7月スタート TOKYO-MX、BS11ほかで放送予定
公式サイト
http://www.nuramago.jp/