CS放送・アニマックスで放送されていたアニメ「戦う司書 The Book of Bantorra」が4月2日(金)に最終回を迎えた。最終回のアフレコを終えたハミュッツ役・朴ロ(王へんに路)美、マットアラスト役・大川透、ミレポック役・沢城みゆき、ヴォルケン役・中村悠一、エンリケ役・野島裕史からコメントが届いた。
本作は、“人は死ぬと『本』になる”世界を舞台に、それらの本が収められている神立バントーラ図書館を管理する館長代行のハミュッツら“武装司書”と、唯一絶対の教義に基づいて、すべての欲望を肯定する“神溺教団”と呼ばれる謎の組織との戦いを描いた作品。
最終回の収録を終え、「ちょっと…温かく寂しくなっちゃってます」(朴)、「『もう終わってしまった!』というのが正直なところです。毎週の収録が楽しくて、あっという間の半年でした」(大川)、「『この作品にはこのタイトル以外あり得ない!』という、何か打ちのめされた読後感でした。…うーん、寂しい」(沢城)、「やっと終わった…そう思いました」(中村)、「素直に『あぁ終わったんだ…』という気持ちです。内容がとても濃く、重たかったので、良い意味で荷物を下ろしたような気分です」(野島)と、それぞれ寂しさと満足感を感じている様子だった。
印象深いせりふを聞かれた朴は「1話の『ゾクゾクさせてよねー』。私自身、この作品に対してハミュッツと共に思った印象的なせりふです」と回答。さらに、ほかのキャスト陣も「ラストで、ヴォルケンがミレポックの名前を口にするシーンがあるのですが…『本人に聞かせてあげたい!』と思わずにはいられないすてきなせりふでした」(沢城)、「先ほどの質問からもつながるのですが、ヴォルケンとしては苦しい展開が待っていました。『知ってるのはそれだけ? そんなことで?』と、彼の価値観を軽く扱われもしましたが、彼にとっては悪に大も小もないのだと思います。そんな中、この最終話でのせりふはとても重たかったです」(中村)、「ノロティの『この世界は私の世界だから、世界のどこかで誰かが幸せだったら、それ全部私のものなんです』というせりふ。このせりふによって死にたがっていたエンリケが、この女の子の世界の住人として生きてみようと思ったエピソードが印象に残ってます」(野島)とそれぞれ語った。一方、大川は「久しぶりに、生涯忘れることのできない役に出会ったと思っています。すべてのエピソード、すべてのせりふが忘れられません」と作品そのものに感銘を受けていた。
最後に、本作の魅力について、「とにかく見て! 読んで!! 感じて!! ゾクゾクすること間違いなし…」(朴)、「愛です!! 最初は『何て暴力的な作品なんだ』と思っていましたが、最後にはとても深い愛情が残っていました」(大川)、「最高の人生たち」(沢城)、「たくさんの伏線と、それに絡むキャラクターたち、でしょうか。魅力は見てくださった皆さんの中に必ず残っていると思います」(中村)、「人間1人ずつのそれぞれの世界。その無数の世界が重々しくひしめき合い一つの世界を彩っていく物語…」(野島)とそれぞれ語った。
第1巻 発売中 blu-ray:2415円(税込)/DVD:1890円(税込)
第2巻 発売中 blu-ray:8190円(税込)/DVD:7140円(税込)ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
公式HP
http://www.bantorra.com