水城正太郎原作の同名ライトノベルを、「灼眼のシャナ」シリーズなどを手掛けた渡部高志監督がアニメ化した「いちばんうしろの大魔王」が、4月2日(金)からTOKYO MXほかで放送スタート。そのメーンキャスト陣からコメントが届いた。
本作は、魔法が現実に存在するという架空の未来を舞台に、とある魔術学院高等部に通う高校生の姿を描いた学園ドラマ。品行方正ながらも、将来恐怖の魔王になると職業適正審査で宣告されてしまった主人公・紗伊阿九斗(声:近藤隆)の苦悩と試練といったシリアスな設定を描く一方、彼を取り巻く同級生たちとのハチャメチャ青春ラブコメディーも繰り広げられていく。
まずは阿九斗の印象を「こんなにイイやつが魔王だなんて…、と思いましたね」と述べた近藤だが、「そんな人でも、世界の受け取り方一つでいろいろなカタチでとらえられていくのは興味深いです」とも語ったように、本作では、ユニークなキャラクターたちと互いの思いが交錯するその人間劇が巧みに描かれていく。阿九斗と過去に重要な因縁があったことをにおわせる、ドジっ子の同級生・曽我けーな(豊崎愛生)に、初対面で友人となるも、その後の誤解で一方的に阿九斗を敵視する服部絢子(日笠陽子)。ほかにも、阿九斗を監視する人造人間のころね(悠木碧)に、色仕掛けで阿九斗に迫る公儀隠密の照屋栄子(戸松遥)や、人当たりのいい女子寮長ながら実は阿九斗を利用しようとする腹黒キャラな江藤不二子(伊藤静)、ミステリアスな担任かつ保健の先生である鳥井三津子(たかはし智秋)、阿九斗を親分と慕う三輪寛(代永翼)、少年顔の生徒会長・リリィ白石(広橋涼)といった、まさに阿九斗が”いちばんうしろ”に隠れてしまうような個性的な面々に囲まれる形で、阿九斗たちは多種多様なドラマを見せてくれる。
そんなキャラクターたちを演じるに当たって、声優陣も「すこし不思議でふわふわとした雰囲気が出せたらいいなぁと思っています。ちょっぴり謎に包まれているような感じもけーなちゃんの魅力だと思うので、しっかり演じられるように心掛けています」(豊崎)、「ロボットっぽくなり過ぎないように気をつけています。音響監督さんによく『もっと人間で』と言われてしまいます(笑)」(悠木)と、それぞれ役作りに対する意気込みをコメント。また、本作の見どころを、「阿九斗くんの振り回されっぷりです。かわいそうですが、笑ってあげてください!」(日笠)、「突然、大魔王の汚名を着せられた阿九斗君の悪戦苦闘&恋の行方」(たかはし)、「魔術を使ってのバトルシーンとたくさん出てくる女の子たちのお色気シーンですね!」(代永)とアピール。広橋も、「テンポが早いので、まばたきすると見逃します。頑張ってください!」と語った。
4月2日(金)スタート 毎週金曜夜1:30-2:00 TOKYO MXほかで放送
※放送局により放送日、放送時間が異なります
公式HP
http://www.mmv.co.jp/special/daimao/