阿部寛が「ただ者じゃない」と感心する若手俳優は?
空海と阿倍仲麻呂の生きている時代が異なるため、直接の共演はなかったが、役者として互いの存在をリスペクトしているという。
阿部「染谷君が空海役だと聞いたときは、ぴったりだと思いました。というのは、空海はただ者ではないけど、染谷君もただ者じゃないから(笑)。前に『下町ロケット』(2015年TBS系)で共演した安田顕が言ってたんですけど、『染谷君はバケモノ』だと。たしかに『永遠の0』(2013年)を見たときも、まだ若いのに自分の役回りをしっかり理解している人だなと思ったし、今回の空海も巧妙に演じていて、やっぱりすごい役者だと思いました」
染谷「それこそ阿部さんも唯一無二の存在だと思います。中国では空海よりも阿倍仲麻呂の方が有名で、いわばヒーローなんです。だから、ぴったりと言ったら失礼ですけど、説得力がありました」
阿部「阿部つながりで起用されたと思ったんじゃないの(笑)?」
染谷「まさか。チェン監督は絶対にそんなことしませんよ(笑)」
映画の公開前から話題になっている壮大なスケールの映像。唐の時代を再現した巨大なオープンセットには、二人も相当驚いたとか。
染谷「セットと言っても張りぼてではなく、本物の建築物がそこにあるんです。なので、撮影場所に向かうのも、車に乗って唐の町をながめながら行くわけです。それがある種の役作りになっていたし、そんな経験は初めてだったので、本当にすごいなと思いました」
阿部「僕は玄宗皇帝と楊貴妃が催す“極楽の宴”に参加するシーンがあるんですけど、あのセットはまるで夢のような空間で、本当にびっくりしました。あまりにも鮮やかで神秘的だから、全部CGだと思われてしまうんじゃないかな。なので、ここではっきり言っておきたいのは、あれは全部本物です」
2月24日(土)公開
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