戦場カメラマン・ 渡部陽一が、山形のものづくりを支える「ものの婦」にフォーカス!
山形県は、県産品の魅力を伝えるPR動画「ものの婦」を、同キャンペーンサイトやYoutube内「やまがたChannel」にて2月26日より公開。同PR動画を、戦場カメラマン・ 渡部陽一が自身初となる「映像作品」として手掛けたことが明らかになった。
「ものの婦」をコンセプトとした今回の動画では、「山形のものづくり」を支える5人の女性職人にフォーカス。彼女たちを現代社会における「武士(もののふ)」と捉え、ものづくりの最前線で奮闘するその姿から、県産品に込められた思いに迫っていく。
今回女性職人の下を訪ね、取材を行ったのは、戦場カメラマン・渡部陽一。自身初となる映像作品制作に挑戦した渡部は、動画全体を監修する「総監督」だけでなく、ムービー撮影、スチール撮影、インタビュー、題字、ナレーションも担当。
被写体にギリギリまで近づき、率先して会話をしていく渡部独自のスタイルで撮影された映像には、作り手の思いが詰まったこだわりの制作過程や、丁寧かつ繊細な手作業の様子、そして、女性職人たちの温かな人柄が映し出されている。
5人の「ものの婦」はこんな人たち!
今回渡部が取材したのは、一人目が100年以上続く地元の老舗に生まれ、杜氏の夫とともに完全手作業の酒造りに励む長沼合名会社の長沼真知子さん。二人目が生まれも育ちも東京ながら、強い信念の下アポなしで飛塚製鋏所を訪ね、剪定鋏(せんていばさみ)職人への道をスタートさせた小木曽千鶴さん。
三人目が現役最年長の手織緞通(だんつう)職人で、その道60年のキャリアを誇る、オリエンタルカーペット株式会社の森谷りう子さん。そして、ブランドのハイエンドモデルを製造する山形カシオ株式会社で、最難関の技能検定をクリアしたマイスターの資格を持つ、松枝ゆかりさんと土井直美さんの計5名。
作業中にレンズを向けられた「ものの婦」たちは、渡部お得意の“超接写”撮影に「あまりにも近くてビックリしました」「グイグイ迫ってくるのでドキドキしました」とやや困惑気味。
そんな彼女たちの緊張をほぐすように、渡部は「おぉ、素敵です」「笑顔がバッチリ撮れました」「流れるようにスムーズな手作業にゾクゾクします」と優しく声を掛けていき、それぞれの職人の個性が垣間見える映像を見事に演出してみせた。