『バイプレイヤーズ』最終回、「楽しそうな大杉漣さんに泣けた…」の声
3月7日、「バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」(テレビ東京系)の最終回が放送され、視聴者に大杉漣さんを悼む声やドラマの終了を惜しむ声が広がった。
同番組は、2017年に深夜枠で放送され「大杉漣」(本人役)ら名脇役が共同生活する“おじさんのテラスハウス”として話題を呼んだ「バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」の、その後を描いた続編。
テレビ東京の朝ドラ「しまっこさん」で共演することになったバイプレイヤーズが、ドラマをめぐってまたもさまざまなドタバタ劇を繰り広げた。
大杉さんは「無人島生活―」にも「大杉漣」本人役で出演していたが、撮影・放送期間中の2月21日に急逝。
しかし、テレビ東京に「最終回までぜひ放送してほしい」という視聴者からの問合せが多く、キャスト・スタッフも「漣さんもきっと望んでいるはずだ」という思いがあったとのことで、放送予定の変更はせず、代役も立てずに収録、放送を続けていた。
そんな作品の最終話となる今回は<クランクアップ間近の「しまっこさん」の現場で、大杉漣は世話になった人々に恩返しすることを決意。そんな中、島おじさんと島ママの撮影は終了する。その日に島を離れることにした遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、光石研の4人だが、島ハウスを出る前に大杉が書いたある手紙を発見し…。>(放送前発表のあらすじより)という内容だった。
また、メインストーリーの合間には、大杉さんのプライベート感が伝わってくる“オフショット風”ではなく、本当のオフショット(メイキング映像)を使用したと思われる場面も放送。
放送中、視聴者からSNS等に「この漣さんを見れるのも今日が最後…」「テレビ東京ありがとう」「いつも通り楽しそうな大杉漣さんや、オジサンたちに泣けてくる」「大杉漣さんは亡くなったけど、いつまでもこのドラマの中で生き続ける」といったコメントが投稿され、作品を名残惜しむ声、大杉さんを悼む声が多く上がっていた。
名バイプレイヤー達を本人役で登場させるという、意欲的な試みで多くの人に指示された「バイプレイヤーズ」は、愛されつつ終了を迎えた。