真野恵里菜、2人の男の間で揺れ動く!? 「大人になった部分を見せたい」
dTVとFODで3月9日(金)より同時配信がスタートする連続ドラマ「彼氏をローンで買いました」。野島伸司が脚本を手がける本作は、セリフにセリフを畳み掛けるテンポのいい会話劇。専業主婦を夢見る商社の受付嬢・多恵役で主演する真野恵里菜に、膨大なセリフ量をこなす撮影の裏側や、野島との関係について教えてもらった。
「『ウサニ』('12)という野島さん脚本の舞台に出演したとき、主演の溝端淳平さんのセリフ量がすごかったので私も覚悟していたんですが、今回の台本を読んで、あまりの多さに『え!?』と(笑)。自分が不安になるので、常に4日後の撮影のセリフまで把握しておくようにしています。でも、女子同士の会話シーンとか、確かに女子はこれぐらいの勢いでポンポンしゃべるなと思って。だから同僚役の小野ゆり子さんと久松郁実さんとは、待ち時間にひたすら3人でセリフの確認をしていますね」
今回、真野を主演に指名したのは、野島自身だったという。
「野島さんとは舞台以来お会いできていないんですが、去年の夏ごろ、ふと野島さんから『お元気ですか』とメールが届いたんです。『元気ですよ。毎日楽しく撮影しています』と返事したら、『頑張ってくださいね』って。その数カ月後に今回のお話をいただいたんですが、監督に聞くと、ちょうど夏ごろに企画が立ち上がったそうなんです。あ、それで野島さんからメールが来たんだなと、うれしかったですね(笑)。この機会に、野島さんに大人になった部分を見せたいと思いました」
多恵は本命の彼氏・俊平(淵上泰史)の前では猫をかぶっているため、ローンで購入したジュン(横浜流星)という彼氏でストレスを発散するが、やがてジュンとの友情が芽生えてくる。
「多恵は専業主婦という夢に向かって奮闘し、失敗もしてしまう変わった子(笑)。好きな人と真正面から向き合って恋愛すればいいのになとは思うんですが…。でも、俊平さんとジュンとの間で揺れ動く中で、多恵の人間ぽさが出て来るので、見てくださる方には、どっちを選ぶんだろうとハラハラしてもらいたいです」
ちなみに、真野にとってのストレスのはけ口は?
「私、10代のころは自分がもどかしくて泣くことがよくあったんですよ。でも最近は楽観的で、あまりストレスを感じなくて。いやなことがあっても、休日に友達と出かけていっぱいしゃべったら忘れるから、この単純な性格がいいんだろうなって感じますね。だから私にはジュンくんはいらないです(笑)」
取材・文=大西淳子
dTV×FOD共同製作ドラマ「彼氏をローンで買いました」
2018年3月9日(金)より配信スタート ※全8話 毎週金・月更新
特集サイトURL:https://video.dmkt-sp.jp/ft/s0007006