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10周年のKalafinaから夢を追う人たちへ―「―10th Anniversary Film」インタビュー

2018/03/09 11:00

デビュー10周年を迎え、初のドキュメンタリー映画が公開となるKalafina(左からHikaru、Keiko、Wakana)へインタビュー
デビュー10周年を迎え、初のドキュメンタリー映画が公開となるKalafina(左からHikaru、Keiko、Wakana)へインタビュー

「『これがKalafinaなんだ』と思うことができました」


――映画を拝見しましたが、皆さんのルーツの話やロケでの素の表情が収められていて、Kalafinaへのイメージが良い意味で変わる人も多いと思います。

Wakana:そういう声うれしいです! そう思っていただけてこそ、このように映画にした意味があると思います。

――ラジオ番組で起こった面白い一幕の映像もありました。

Hikaru:音楽と向き合っている時の私たちとは真逆のあれですね(笑)。

Keiko:イメージが崩れ過ぎてないか心配ですが、大丈夫ですかね?(笑)

――ライブへの準備やリハーサルでの真剣な表情も。改めて客観的に見たご自身たちをどう感じました?

Wakana:やはりリハーサルの時の表情や話している内容、空気というものは、自分たちも初めて見ました。通しリハーサルを固定カメラで撮ることはありますが、相談している内容だったり、みんなで確認していく流れだったりを客観的に見たのは初めてで、映像を見た時はまるで自分があの場にもう一度立っているような気がしましたね。客観的に見たことで、あのように準備して積み重ねていく時間は大事なんだなと改めて感じました。また、10年間諦めずにライブ活動を続けて来られたことは私たちの一番大切な経験なので、今回収められているのはその中の一コマですが、「これがKalafinaなんだ」と私自身も思うことができました。

また、お客さまにとっても初めてご覧になる場面ばかりだと思います。例えば、ライブにはいらっしゃったことのないお客さまは「Kalafinaって話し声は歌声と違うんだ」と感じるかもしれないですし、この映画を見て私もそういった小さなことに気付きました。映画に限らず、一つ一つ積み重ねている時間を残していくことって大事だなとも感じましたね。写真や動画が簡単に撮れる時代ですし、思い出を形にして残していくことってすてきだなと。

――ライブ中の舞台裏の映像で、短い時間での衣装チェンジの様子はこちらまで緊迫感が伝わってきて、まるでスタッフになったような気分でした。

Wakana:3~4分で着替えるのですが、10年一緒にいて、スタッフさんのことも信頼しているからこそできることなんです。みんなでライブを作り上げている様子がよく表れている、深い1シーンだと思います。

――映画全体を通して、特に注目してほしい一推しシーンを教えてください。

Keiko:ライブが出来上がるまでの過程を見ていただくのは今回が初めてなのですが、カメラが入るからといって特別にやったことは何もない、私たちにとってはいつも通りの様子が収められています。個人練習、3人練習、全体リハーサル、そして本番と、10年間やり続けてきた流れがあって、それをお見せするというのはこういう機会を頂けなければなかったと思います。私たちとしてはステージの上の自分たちだけを見てほしく、その裏側を見せる必要はないんじゃないかという気持ちもどこかにあり、これまではそうして活動してきました。

ただ、私たちは音楽と向き合う先にいらっしゃるファンの皆さまのことを思うからこそ、音楽にこれだけの熱量が懸けられるので、その感謝の気持ちを今回の10周年という特別な節目にお見せすることになりました。密着自体は半年なのですが、そこで流れてくる音楽は私たちの10年間の軌跡なので、それを感じていただければいいなと思います。

Hikaru:別の取材の中で、「夢を追いかける人にとってグッとくる内容ですね」と言われました。確かにステージに立つことを夢見ていた頃の話もしているので、“あの頃があって今がある”という見方もできる映像になっています。もしかしたら、いま夢を持っている方、悩んでいる方などにとっても、見終えると何か残るものがあるかもしれない映画なのかもしれません。もしそうなったとしたら幸せですね。

――そういった、いま音楽を志してレッスンを受けているような方や、夢を持っている方々に対して、何かアドバイスはありますか?

Hikaru:“本当にやりたいことなら、折れないこと”ですかね。Hikaruは“周りから何か言われても自分で決めたことはやりたいところまでやる”という性格なのですが、2人がその頑固さを「大事だよ」と認めてくれたおかげで自分でもその大切さに気が付くことができたので、よければ参考にしてほしいです。

Keiko:私は、“好きという気持ちはすごく強い”と思うんです。夢を持つとか大きなことを掲げなくても、「私はこれが大好き!」という気持ちは人を行動させる力になったり、ポジティブにさせてくれたり、世界が広がったりします。ですので、何でもよいので好きな物は大事にしてほしいです。

Wakana:“自分を信じること”はすごく大切だと思います。自分が自分を信じてあげられないと誰にも信じてもらえないと思うので、自分を大事にしてほしいです。また、自分を分かってくれる人も分かってくれない人もいますが、自分のことと同じように“他人を大事にすること”はすごく大切です。家族のことも、そばにいると分からないかもしれませんが、離れられない存在だからこそ大切にしてほしいですね。

(後編:「Kalafinaが10年前の自分たちに伝えたい事は?―『―10th Anniversary Film』インタビュー」へ続く。3月10日[土]掲載予定)

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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「Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~」
3月30日(金)公開
http://kalafina10th-film.jp/

「Toyosu Music Collaboration」~チームスマイル東日本大震災復興支援LIVE~
■出演者
Kalafina、春奈るな、織田かおり、小川真奈
Queen Beat(山徳まりな・野村真由美・山下由奈・晴奈・小太刀瑞姫)
■開催日
2018年3月11日(日)16:00開場/17:00開演
■会場
チームスマイル・豊洲PIT(東京都江東区豊洲6-1-23)
http://toyosu-pit.team-smile.org/
■チケット料金(税込)
指定 6800円 ドリンク代別 ※未就学児童入場不可
主催:一般社団法人チームスマイル 企画・後援:スペースクラフトグループ 制作:キョードー東京
イベント概要(キョードー東京):https://kyodotokyo.com/toyosumusic?reqPlayDate=20180311
特設ページ:http://www.spacecraft.co.jp//toyosu_music_collab/

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  • デビュー10周年を迎え、初のドキュメンタリー映画が公開となるKalafina(左からHikaru、Keiko、Wakana)へインタビュー
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