高視聴率で幕!松本潤が語った「99.9―」への思い
松本潤主演の「99・9―刑事専門弁護士―SEASONⅡ」(TBS系)が18日に最終回を迎え、視聴率が21.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得。全話通して高視聴率を獲得し有終の美を飾った。
2016年に放送された前作から引き続き、逆転不可能と思われた刑事事件の真相を明らかにするストーリーで、随所に小ネタやギャグが散りばめられ、毎回登場するゲストも話題に。さらに物語は今回、弁護士VS検察官だけでなく、裁判官を含めた司法の在り方を描いてきた。
松本潤「いい塩梅(あんばい)で笑いがあり、小ネタも楽しいドラマになってるとは思うんだけど、日本の司法の見方…みたいな。それが、僕らなりの、このドラマなりのものがあると思っていて。『99・9』は弁護士側に目線を向けているから、裁判官、検察官がちょっと悪者のように見えちゃうところがあるかもしれない。だけど、実際はもちろん、そうではない裁判官、検察官もいるのが現実で。日本の司法、こういう見方もできますよって提示できればと思っています」
深山という役を通して、松本自身も多くの気付きがあったという。
「それまで無関心だったわけじゃないけど、やっぱりSEASONⅠをやってから特に、ネットニュースや新聞で、事件というものを前にも増して、意識的に見るようにはなりました。他人事ではあるけど、『99・9』でも描いているように、思いがけず加害者や被害者になってしまう可能性もゼロではないんだよね。…難しいよね。何が正解か、何が正義かって、人によっても違うものだから。それを、笑いで包んではいるけど、司法を中心にした大事な何かが伝わればいいなと思っています」