若手女優・五十嵐晴香、生放送は「舞台の本番よりも緊張しました」
ーーまずは最優秀女優賞の獲得、おめでとうございます! 「よしもとドラマ部 金の卵オーディション Season 2」の公式放送は今回が1回目となりましたが、参加してみての感想を教えてください。
舞台の本番よりも正直緊張しました!(笑)。普段は舞台を中心に活動させていただいているので、映像、しかも生放送というのが初めてで、本番中はめちゃくちゃ緊張していましたね。福田さんは落ち着いていたとおっしゃってくださったんですけど、「演技力選手権」は心臓がずっとドキドキしていましたし、自分が納得できるお芝居をやれたのかもわからない状態。ただまあ、それが自分の今の実力なんだろうなとは思うので、終わった後にはよりお芝居がうまくなりたいと思いました。
ーー最優秀女優賞を獲得されたことについては、いかがでしょうか。
それはもうびっくりしました!! 緊張しながらの演技になってしまいましたし、そもそも選ばれないだろうと思っていたので……だからドラムロールが鳴り終わった後に自分の名前が呼ばれた時は、驚きと同時にうれしさもこみ上げてきました。お芝居が好きでこの仕事をやっていきたいと思って芸能活動を始めたので、オーディションで一番に選ばれることはやっぱりうれしいです!
ーー公式放送では「よしもとドラマ部」の皆さんによって審査が行われますが、予選や決勝では視聴者の応援によるオーディションとなります。個人配信を行ってみて苦労された点はありますか?
個人配信は、始めるまでは正直苦手だなって思っていて、でもオーディションだから絶対にやらなくてはいけない。やらなくてはいけないのに、どんなことを配信したらいいのかわからなくて……。結局、じゃあもうそれなら吹っ切れて好きなものを延々語ることにしようと。時間も30分だけって決めて、毎日トークテーマを自分の中で設定して、それを続けていたらいつの間にか、自分は構成を考えることやラジオみたいなトークだけというのも好きなんだなと、初めて気づくことが出来ました。
ーー最後に最優秀女優賞を受賞したことで、第2回公式放送への出演が決定されています。次回の公式放送で、ご自分のどんな面をアピールしたいですか?
芝居でもっと遊びたいなと、考えています。でもその前に演技課題をしっかりやり遂げたいですね。私は現代版シェイクスピアシリーズの舞台にずっと出させていただいているので、今回の演技課題が「嘆き」と聞いた時には最初、悲劇の中での「嘆き」かな、とストレートに思い浮かびました。けれど映像での表現と舞台のものとは違うので、固すぎずもっとラフな演技も出来たら良いなと考えています。セリフを古典から持って来たり、自分でも考えてみたり、その両方にチャレンジしていきたいと思います!
取材・文=竹内巴里