「何でもやってやる」成田凌が“身も心も捧げた”役への思い
初日から前貼りするってすごいですよね(笑)
――撮影は初日からハードだったそうで…。
初日からLiLiCoさんとの絡みシーンの撮影だったので、気持ちが吹っ切れたのも初日でした。現場に入ったら、LiLiCoさんが裸同然で待っていたのですが、僕の顔がまだ楽人になっていなかったので、監督に「瞳孔開いてないから、ダッシュしてこい」と言われて、何度かダッシュして…。初日から前貼りするってすごいですよね(笑)。
――確かに(笑)。監督の指示の仕方は特徴的ですが、今回の現場はスタッフも演者も言いたいことを言い合える、そんな現場だったということでしょうか?
はい、そうです。一度、監督と僕の意見がぶつかって、僕はその場を離れてしまったこともありました。でも、それはいいものを作るためのやりとりで、妥協一つない現場だったということです。ぶつかり合うことも一つのチームになってないとできないことですからね。気持ちのいい最高の現場でした!
――バイオレンス、友情、ラブ、死生観などが入り混じった今作を、かなた監督は“幕内弁当”のような映画だと言っていましたが、成田さんなら何と表現しますか?
中国で食事した際に、銀の皿にいろんな料理がまとめて載ってきたんですけど、そんな感じです。食べ終えた後の汁が全部混じったみたいな作品で、“喰らう”映画だと思いますね。スタッフ、出演者全員のエネルギー感が伝わる映画ではないかと思います。
――では、最後に映画のキャッチコピーに掛けて、今“ほし”いものを教えてください。
カーテンですね。付けてないので(笑)。物欲のない方だったんですけど、部屋のインテリアに凝りだしたら欲しいものがいろいろ出てきてますね!
映画「ニワトリ★スター」
3月17日(土)より公開
出演=井浦新、成田凌、紗羅マリー、阿部亮平、LiLiCo、鳥肌実、津田寛治、奥田瑛二ほか