清水尋也 陰のある役が多いのは顔のせい!?
映画「渇き。」(2014年)で壮絶なイジメを受ける少年を演じ、次に出演した「ソロモンの偽証」(2015年)では逆にいじめっ子役を演じて注目を集めた清水尋也。最近ではドラマ「anone」(2018年、日本テレビ系)の広瀬すず演じるヒロインと思いを寄せ合う彦星役としても知られるようになった彼は、テレビ東京の土曜ドラマ24「電影少女〜VIDEO GIRL AI 2018〜」や、現在公開中の映画「ちはやふる-結び-」にも出演。この春に高校を卒業した18歳ながら順調にキャリアを伸ばす彼に、4月7日(土)公開の映画「ミスミソウ」(R15+)について、そして自分自身について語ってもらった。
――清水さんが出演された「ミスミソウ」は、“怖すぎるトラウマ漫画”として知られる同名コミックが原作となっています。まずは脚本を読まれた感想を教えてください。
なんじゃ、こりゃと思いました(笑)。それこそ最初は胸くそ悪い話だとしか思えなかったです。でも、ただ単にグロテスクで胸くそ悪いだけでなく、その核となっているのが“愛”だと分かってからはステキなお話だと思いました。登場人物の誰もが誰かを愛していて、その愛情がゆがんでしまった結果、悲劇が起こるんですけど、とても奥深いストーリーだと思います。
――清水さん演じる相場晄は、クラスメートから壮絶なイジメを受けるヒロイン・野咲春花(山田杏奈)の心の支えとなっていく中学生。この役にどのようにアプローチしようと思いましたか?
ネタバレになってしまうので、あまり細かいことは言えませんが、そもそも相場の根本が理解できないというか、全く共感できませんでした。だから、中途半端に理解するのが一番良くないと思ったので、あえて突き放して考えて、相場を客観的に見るようにしていました。