10月16日(土)から公開される映画「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」が13日にクランクアップ。それに先駆け、3日、撮影現場で会見が行われ、出演者の藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部力、武田真治、平山あや、石井正則、大野拓朗、片平なぎさ、北大路欣也と、中田秀夫監督が登場した。
本作は、閉鎖空間で殺人事件に直面する10人の男女の心理を描いた異色ミステリー。10人の男女がアルバイトに参加するため「暗鬼館」という館に集まる。仕事の内容は、各個人の部屋に凶器が用意された館で、監視されながら7日間を過ごすというもの。時給11万2千円で、7日間を無事に過ごせば1800万円以上の大金が手に入るのだが、2日目に参加者の1人が何者かに銃殺される。
藤原は「今までに読んだことのない台本で、行間を読み取るのが大変でした。1つの空間でのせりふの掛け合いがとても面白いと思います」と感想をコメント。一方、綾瀬は「読めば読むほど面白くなるお話で、私が演じたのは二面性のある役なんですが、人間の極限を感じる作品です」と作品の印象を語った。
また、石原は「私が今まで演じてきた役とは違う役柄だったので、毎回撮影が楽しみで、あっという間に感じられるほど充実していました。まっとうな人物がどのように狂気に駆られていくのかというところをを見ていただきたいです」と撮影を振り返った。
中田監督は「藤原さんが演じるキャラクターに寄り添って、スリルと恐怖を味わってもらいたいので、演技を質的に生っぽくしようと思いました。うまく表現してもらっています。綾瀬さんは、ほんわかされている方です(笑)。演技について細かく言わなくてもツボを押さえてくれてたので、すごくやりやすかったです」と2人を称賛した。
続けて、豪華キャストの共演に、中田監督は「主役級がそろったので、映画数本分の密度で撮っている感じでしたね。でも、早い段階で僕に委ねてもらったので、あまり苦労はしなかったです。皆さん演技の質が違うので、デコボコした感じがものすごく面白いと思いました」と手応えはバッチリの様子だった。
10月16日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー