NON STYLE・井上、相方石田の脚本に「僕が一番しゃべってない」!? 「第10回沖縄国際映画祭」まもなく開催
「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」が、4月19日(木)~22日(日)の4日間にわたって那覇市・波の上うみそら公園など沖縄各地で開催される。
2009年にスタートした沖縄国際映画祭は、2015年より「島ぜんぶでおーきな祭」と改称し、“映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツ”など、総合エンタテインメントの祭典として、春の沖縄を代表するイベントへと成長。今年は「あたらしいこと、はじめよう。」をキャッチコピーに、記念すべき10回目の開催となる。「特別招待」「特別上映」「TV DIRECTOR'S MOVIE」「地域発信型映画」「日本のコメディ・世界のコメディ」「桜坂映画大学」「沖縄ヒストリカルムービー」「クリエイターズ・ファクトリー」という8つのプログラムから構成される予定だ。
3月20日、吉本興業東京本部にて行われた概要発表会見では、よしもと芸人を中心に、各プログラムの上映作品のキャストやスタッフが多数登壇し、意気込みやこれまでの同映画祭の思い出などを語った。
「特別上映」作品の「ニワトリ★スター」で主演を務める井浦新は、クランクインから10日間は監督の意向で撮影をせず、共演の成田凌と2人きりの共同生活をしたそうで、「特別なことを何もしない」暮らしをしていたと告白。それを聞いたMCのガレッジセール・川田が「特別なことをして、一線越えたのかと思った(笑)」と反応すると、井浦は「一線越えているところもたくさんあったかもしれない(笑)」と返し、会場の笑いを誘った。
各テレビ局と共同制作をする「TV DIRECTOR’S MOVIE」からは、日本テレビ「劇場版ドルメンX」で音楽プロデューサーを担当した野性爆弾・くっきーをはじめ、フジテレビ「Bの戦場」主演のガンバレルーヤ・よしこ、テレビ朝日「美人が婚活してみたら」脚本のシソンヌ・じろう、テレビ東京「サクらんぼの恋」主演の宮川大輔、読売テレビ「耳を腐らせるほどの愛」脚本のNON STYLE・石田明、主演のNON STYLE・井上裕介、毎日放送「家族のはなし」原作の鉄拳、そして「地域発信型映画」から千葉市「空からの花火」出演のブラックマヨネーズ・小杉竜一が登壇。
“音楽プロデューサー”という肩書について触れられたくっきーは、「多才なところ見せちゃってますね」「ピアノの鍵盤を指で叩いた瞬間に曲って生まれる」などと自信に満ちた表情で答えるも、作品の見どころ、音楽の聴きどころを尋ねられると、「まだ見てないんで」「別にー!」と暴走モードへと突入する。
一方、映画本編の脚本を手掛けるのは初となる石田は、作品について「ラブストーリーのような、サスペンスのような…というのは見せかけで、ただのコメディーです」「お客さんが見終わった後、何も持って帰らないのが目標」とコメント。相方の井上が主役に抜擢されたことにより、「井上にいっぱいセリフをあげたくないので、どうやって主役なのに井上のセリフを減らすか…試行錯誤した結果が、映画に詰まっています」といった裏話も飛び出した。
井上はそれを受けて、「11人ほど役者の方がいるんですけど、おそらく僕が一番しゃべってないです」と嘆き、それなのに出演シーンが多いことから「ストレスでしかない。じんましんが出ました(笑)」と石田へのクレームとも取れる発言で会場を沸かせる。
その後の質疑応答でも、最も取材陣の注目を集めたのはNON STYLEで、井上の演技について聞かれた石田は「ユニークです」と即答。かたや井上は、今回の役どころについて「2週間くらい撮影したんですけど、演じた記憶がないです」「今回の役柄でお給料がいただけるなら最高です」と半ば開き直った様子だった。
その一方、くっきーの暴走モードはますます加速。芸人に囲まれた気分を訊かれた井浦が「光栄です」と回答すると、「なんでやねん!」と的外れなツッコミを入れて、隣の小杉から制される一幕も。さらに、昨今の自身のブレークぶりについては、「今までこういうところに呼ばれることがなかったので、気付けば、“よしもとの顔”になってたなって感じですかね」と自画自賛。開催時には沖縄の会場を訪れるが、「沖縄では女性関係、気ぃつけなアカンとは思ってます」と言いたい放題だった。
会見にはさらに、よしもと沖縄41市町村全力応援芸人を務める5名や、「スポーツイベント」に出演する元スピードスケート選手の岡崎朋美、「オールエンディング イベント」に出演する島袋寛子、かりゆし58・前川真悟らも登壇。又吉直樹が原作・脚本監修を務める「凜」からは、W主演を務める本郷奏多、佐野勇斗からもVTRでメッセージが寄せられた。
4月19日(木)~22日(日)
沖縄県・波の上うみそら公園ほかにて開催