毎週金曜日にテレビ朝日系で放送中のドラマ「警視庁失踪人捜査課」に、速水もこみちが引きこもり青年・宮沢良雄役でゲスト出演することが決定。4月19日、都内で囲み取材が行われ、速水と主演の沢村一樹が出席した。
同作は、堂場瞬一氏の「警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ」(中公文庫)をドラマ化したもの。沢村演じる元警視庁捜査一課のやり手刑事・高城賢吾らが、何らかの事情を抱えて失踪(しっそう)した人たちを捜索していくうちに、彼らの隠された素顔や秘密が明らかになるというヒューマンサスペンス。速水は5月7日(金)放送の第4話で、バンド仲間に裏切られて心を閉ざし、4年間部屋に引きこもっている青年・宮沢良雄を演じる。
速水は、「自分は引きこもるっていうよりは外に行って、ジムとかで汗を流すタイプ。引きこもりって実際身近にはいないし、見たこともないので、どうなんだろうと思って。実際家に引きこもって、好きなフィギュアとか眺めてみましたが、ちょっと違うなって思いましたね」と役づくりに苦労した様子。一方、沢村は「僕は引きこもりの気持ちすごく分かりますよ。休みの日は大体引きこもってますね。2日くらい家から一歩も出ないこともあるし、靴も履かないこともあるし。これがもし、職を失って、誰かが食べさせてくれるんだったら1年や2年は無理でも、1週間ならこもれますよ。メダカとかと会話して」と、引きこもり宣言が飛び出した。
見どころについて、速水は「つい先日、引きこもりの方が事件を起こしてしまったので、むしろ、これ放送するのかなって思ったんですけど」と前置きしつつ、「引きこもりになって外に出られない方が、これを見てちょっと外に出てみようっていう気持ちになればいいなと思います」とアピール。沢村は「今回、事件が引き金になって、引きこもりに対する強い偏見がさらに膨れ上がってしまったのではないかと。引きこもりって、メンタルのところを少しほぐしてやれば、誰でも社会復帰できると思うんですよ。最後はどういう結末を迎えるのかそれも見どころですね。」と語った。
毎週金曜夜9:00-9:54
テレビ朝日系で放送中
※速水もこみちがゲストの第4話は5月7日(金)放送