本棚まで行く気力があるときだけ漫画を読む
――実際の上村さんはどんな方ですか? 例えば休日の過ごし方とか。
休日はとにかく動かないです。ずっと寝ています。17時間ぐらい寝たこともありました。起きていると余計な事をいろいろと考えてしまうので、寝られるだけ寝ちゃおうと。
――ただひたすら寝ているんですか?
漫画を読む時もありますが、本棚まで行く気力があるときだけ。本棚は腕二本分ぐらいのところにあるんですけど、動きたくないんです。一度、出掛けるといろいろな場所に行くんですけど、出ないと決めたらとことん出ません、動きません(笑)。
――草太はもっとアクティブですよね?
バスケ部ですからね(笑)。草太を演じるときは、お姉ちゃんとの対比を意識しています。草太は割と冷静なお母さん似で、一方の鈴愛はネガティブな感情一切なしに夢に向かって行くぜ!という前向きさがある。草太にないものを持っていて、そこがカッコいいし、憧れるし、いろんなものをもらえる気がします。僕はそんなお姉ちゃんをフォローする役目なので、コントラストを意識していますね。
――姉役の永野さんよりも年上ですが、抵抗はありました?
実は僕、芽郁ちゃんのことを中学生のときから知ってるんです。雑誌「nicola」で一緒だったので。だから、最初は不安だったんですよ、芽郁ちゃんがお姉ちゃんって! 芽郁ちゃんもキャスト発表でそのことを知って、「えっ!? 上村海成って、あの上村海成!?」って思ったらしいですが(笑)。でも、現場で会った芽郁ちゃんは、自分の考えをしっかり持っていて、まさに姉ちゃんという感じだったので全然問題ありませんでした。