不気味な青い顔の集団・ブルーマンが日本再上陸、キーマンに直撃!
青い顔と黒い衣装の3人組・ブルーマンが、音楽演奏やコミカルなパフォーマンスを繰り広げる「ブルーマングループ」。 '91年にニューヨークで誕生し、'07年から'09年まで行われた東京公演でも人気を博したこのステージが、「ブルーマングループ イン 東京 2010」として日本に再上陸した。今回の再演に当たって、ブルーマンを演じる1人であり、ほかのブルーマンのトレーナーも務めるデイヴィッド・ブレイさんに話を聞いた。
―――デイヴィッド、今回東京での再演が決まったと聞いた時はどんな気分だった?
エキサイティングだったよ。僕はちょうどその時チューリッヒ(スイス)での公演に参加していたんだけど、前回と同じ六本木で、ほぼ同じスタッフたちと仕事ができるなんてね。
―――前回、日本に約2年間滞在したわけだけど、何が心に残っている?
日本のテクノロジー、そして日本特有の文化、何もかもが新鮮だったよ。特に、日本の人は、初対面の人にも手みやげを渡すよね。あの習慣、おもてなしの気持ちといったものがとても新鮮だった。実は今回の再演では、その「贈り物」からインスパイアされた演出が取り入れられてるんだよ。
―――前回公演はなかなかチケットが取りづらくて、ブルーマンを未体験の人も多いと思うんだけど…。
そうだね、まだブルーマンを見たことのない人にこそ、ぜひ今回の公演を見てほしいんだ。再演に当たって内容をずいぶんアップデートした中で、さっきも言ったように、僕たちが日本で体験したこともいくつか反映させている。日本人だから笑えることとか、共感できることがいくつか導入されているんだ。だから、初めての方にとって、以前の公演よりさらに気楽に楽しんでもらえると思う。
―――では、逆に前回公演を見ているファンに向けて、何か言いたいことは?
ご存じの通り、「ブルーマングループ」は、お客さんとブルーマンとが作り上げる“場”なんだ。ブルーマン3人がパフォーマンスをして、お客さんが応え、そのコミュニケーションで“化学反応”が起きる。たとえ毎日来てもらっても、一度として同じ内容にはならない。だから2度目、3度目でも退屈させることはないし、前回にはなかった新しいパフォーマンスもいくつか取り入れているからそこにも注目さ。
―――新しいパフォーマンスって、具体的にはどんなもの?
ソーリー(笑)。詳しくは言えないんだけど…、せっかくだから少しだけお教えしよう。「Rods & Cones<視神経の桿体(かんたい)と錐体(すいたい)>」というタイトルの、人間の目を科学的に探るコンテンツがあるんだ。ブルーマンたちが背中に水道管を背負って演奏をしながら、お客さんに目の錯覚を体感してもらえるようになっている。ラスベガスやドイツでも好評だったから、お楽しみに! それらも含めて、内容的には世界中で公演されている「ブルーマングループ」の中でもいちばん進化した新しいものになっている。ぜひブルーマンに会いに来て、その世界を体感してほしいな。
〜9月30日(木)まで 東京・六本木ブルーマンシアターにて公演(休演日あり)
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