「逃げるは恥だが役に立つ」で知られる海野つなみの同名漫画を実写化したドラマ「デイジー・ラック」が、毎週金曜夜10時からNHK総合で放送中。
同作は“30歳”という区切りを迎える幼なじみの女性4人組が、仕事や恋、家庭の転機と向き合い成長していく物語だ。自分たちのグループを「ひなぎく会」と呼び合う4人組を、佐々木希、夏菜、中川翔子、徳永えりが演じている。
そこで、キャリアウーマンだが“ダメ男”と付き合いがちという薫役の夏菜にインタビューを実施。役と似ている点が多いと語る夏菜に話を聞いた。
“だめんず・うぉ~か~”なところも似てる
――ドラマが好評ですね。メインの4人が踊るほのぼのしたエンディングが象徴するように、幸せな気持ちになれる作品だと思いました。
キラキラしていて、今どきこういうドラマも珍しいですよね。不倫ドラマとか最近多いですけど、たまにはこういうハッピーな作品もほっこりするなーと、改めてドラマの良さを実感しているところです。
――記者会見でもそうでしたが、4人の楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
クランクインの前に、最初に4人でご飯を食べられたっていうのが良かったと思うんですよね。あれは今回のお芝居をするに当たって、本当に効いています。
初回の顔合わせやリハーサルの段階では、正直「噛み合ってない感じするなー」っていう感覚があったんですよ。それでみんな「これは一回4人でご飯行ったほうがいいな」みたいな気持ちになったみたいで。しかも場所がしょこたん(中川)のおうちだったから、ここじゃ言えないようないろいろなお話もして(笑)、秘密の共有ができてより仲良くなれました。
――では現場も和気あいあいと?
4人でずっと喋ってますね。逆に全然しゃべらない瞬間もありますけど、それでも気にせずにいていい関係。安全地帯のような場所というか、誰も敵じゃなくて、味方でいてくれている感じが楽なんですよ。
――4人とも役ととてもマッチしていると感じました。
ナイスキャスティングだなと常々思っています。それぞれの特徴が見事に反映されているので、あまり無理に頑張るところがないというか。そういう意味では力を抜いて演じることができる作品だなと。唯一役と遠いのは(徳永)えりちゃんかな。えりちゃんはもっとサバサバしてるので。
漫画と台本を読んだ時から、「こういう感じでやっていこう」っていう手応えを感じていてやりやすかったですね。それに薫はツッコミ役なんですけど、希ちゃんとしょこたんが役も本人も割とツッコミどころ満載なので(笑)、本気でツッコミやすいんですよね。
私と薫も似ているところが多いです。キャリアウーマンという働き方も仕事柄近いところがありますし、弟がいるのも一緒ですし、あと、“だめんず・うぉ~か~”というところも(笑)。