岩田剛典も驚き!?本当にあった“崖っぷち”ホテルの再建ストーリー!!<ドラマのお仕事実態調査>
謎の男・宇海直哉(岩田剛典)が老舗ホテルを立て直すドラマ「崖っぷちホテル!」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)。
29歳の桜井佐那(戸田恵梨香)が総支配人を務めるホテル「グランデ・インヴルサ」に客としてふらっと現れた宇海だが、その正体は一流ホテルの副支配人。佐那に懇願され、2話(4月22日放送)から宇海はグランデ・インヴルサのスタッフとして、立て直しにかかわっていくことに。
だが、実はこういった“ホテルのドラマチックな立て直し”は現実にも起こっている。
2000年代に「ホテルアソシア 名古屋ターミナル」(※)を4期連続赤字から7期連続黒字に再建した経験を持つ柴田秋雄氏(現在は一般社団法人アソシア志友館の理事長)に、ホテル再建のリアルについて教えてもらった。(※ホテルアソシア 名古屋ターミナルは2010年に老朽化のため閉館)
ノウハウやスキルより“人間教育”を優先!
柴田氏がホテル再建のために行った施策とは、ズバリ“人間教育”。
「全従業員との個別面談を実施し、18カ月の“人間づくり”研修を行いました」という柴田氏。
「研修というとノウハウやスキルアップに走りがちですが、それよりも従業員に生きる意味を教える“人間教育”が一番大切だと考えました」(柴田氏)
本作でも、働く意味を見出せずにいたスタッフたちが宇海の登場によって意識改革されていく様子が描かれる。組織全体の立て直しには、個々のスキルアップよりも“人間づくり”が大切なのだ。
東海豪雨での対応がホテル再建の転機に!
柴田氏にとっての「ホテル再建で転機になった出来事」は、2000年9月に起こった東海豪雨だという。
「帰宅難民のためにロビーに椅子を並べ、お手洗いとレストランを開放しました。あの夜、ロビーで過ごした人の多くが後日、お礼に来てくれました。理念通りに動いたあの経験は、転機の1つです」(柴田氏)
毎週日曜夜10:30-11:25
日本テレビ系
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