乃木坂46・松村沙友理に“愛され力”!? 声優・東山奈央が太鼓判
――4月から第3シリーズに突入したアニメ「少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん」(毎週夜6:45 NHK Eテレ)。同作の第49話から第64話までを収録したDVD「少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん DVD-BOX vol.4」が4月25日(水)にリリースされる。メーンキャラクターのゴマちゃん(アザラシ)を演じる東山奈央と、ひらお(カエル)役を務める松村沙友理(乃木坂46)が、作品の魅力と“動物”を演じる難しさを語ってくれた。
東山「この作品にはカワイくて癒しをくれるキャラクターだけではなく、シュール過ぎて予想がつかない言動を見せるような変わったキャラクターがたくさん登場しますよね。彼らの容赦ないセリフの応酬なんかは大人の方にも楽しんで頂けるんじゃないかなと」
松村「そうですよね。私はこの作品で声優デビューをさせていただきましたけど、やっぱり幅広い年齢の人たちに愛されているシリーズに参加しているというのはうれしいです。東山さんをはじめとする先輩の皆さんからたくさんのことを学ばせていただいてます。いまでもアフレコの現場では緊張します…シリーズの途中から参加させていただいた身ということもありまして(笑)」
東山「えーっ! そんなこと気にしてたんですか!? もう完全にチームの一員ですよ!」
松村「本当ですかっ?」
東山「もちろん! この作品にはたくさんのキャラクターが出てくるから、同じメンバーで兼ね役(一人の声優が複数の役を演じること)をやっているじゃないですか。だからチームとしての座組み感が強いですし」
松村「たしかにそれは感じます」
東山「乃木坂46さんじゃないけど、“ゴマちゃん46”というグループみたいなものなんですよ。新しいシーズンが始まって、新しいキャストが加わると、『何期生入りました~! 新メンバーです!』という感じで。後輩であっても同じグループの一員でしょ?」
松村「なるほど(笑)。乃木坂やったら3期生ってところですね。兼ね役と言えば、東山さんはゴマちゃんを演じながらスガオくんも担当していますよね。動物的な高い声と人間の男の子の声を演じ分けているのが素晴らしいし、聴いていると全然違う声だから本当に不思議だなって思います」
東山「ゴマちゃん役に決まった時は、そのためだけにボイストレーニングに通って、自分が出せるレンジのマックスの高音を出す練習をしたんですよ。スガオくんは男の子なので、アザラシのゴマちゃんとは物理的に声帯の使い方が違うから大変です(笑)」
松村「ただただすごいなと思うことしかできません!」
東山「そういう松村さんも、最初はすごく緊張していらっしゃるのが伝わってきたけど、度胸は抜群だなぁと思っていました。さすが、普段はアイドルとして大活躍されているだけあるなって。マイクの前に立っていろんなディレクションを受けても、それに動じることなく臨機応変に対応している姿を見たら、とても声優デビュー作とは思えませんでした」
松村「本当ですか~? やった~!(笑)」
東山「最初はカエルのひらおじゃなくて人間役での出演でしたよね」
松村「そうなんですよ。今ではすっかりカエルですけど(笑)。ただ、ひらおを演じている時に、音響監督さんから『今のはちょっと人間みたいだったよ』って言われることがあるんです。人間っぽさを捨てながら、ちゃんと感情を表現するっていうのはすごく難しいなぁと。役に慣れるにつれて、ちょっとずつ人間に寄ってしまう気がするんです」
東山「それは分かるなぁ。ゴマちゃんは『キューッ!』っていう鳴き声だけで感情を表現しなきゃいけないし、ひらおも『ケロケロ!』だけですもんね(笑)。そこが動物のキャラクターを演じる難しさのひとつなんでしょうね」
松村「うんうん。私の場合、アフレコのたびに“私はカエルなんだ、カエルなんだ”って自分に言い聞かせています(笑)」
4月25日(水)発売
価格=5980円(税別)
発売・販売=KADOKAWA