ママレード・ボーイ主演、桜井日奈子が語るヒロイン・光希の魅力
映画「ママレード・ボーイ」が、今週末の4月27日(金)から全国公開される。それに先駆けて主演の桜井日奈子が、自身が演じた物語のヒロイン・小石川光希(こいしかわ・みき)の魅力を語った。
同作は、累計1000万部を超える同名人気コミックを、連載から約20年以上の時を経て実写映画化。両親の再婚によって突然1つ屋根の下で暮らすことになった高校生・光希と遊の“ときめき”の恋愛模様を描く少女マンガの金字塔だ。
桜井投じる光希は、天真らんまんでピュア、明るく真っすぐな性格の持ち主。桜井にとっては生まれる前の作品だが、撮影前から等身大のキャラクターとして光希には親しみを持っていたという。
桜井日奈子(以下桜井)「実はクランクインする前に、普段担当してくれている『ママレード・ボーイ』ファンのヘア&メイクの方から『等身大に近いよね』って言ってもらっていて。出演が決まってから原作を読んだのですが、光希に似ているところが多いなと思っていたんです。何かひとつ問題が起こるとそれしか考えられなかったり、思ったことが全部態度に出ちゃたりするところとか、特に似ていますね(笑)」
W主演を演じる遊役の吉沢亮にも「光希の“自分を持っている”感じ、芯の強い女性の部分が“まんま光希”でした」と言わしめたほど。桜井自身は、特に光希の「子供っぽい部分」に共感する。
桜井「光希の子供っぽさは、すごく真っすぐで素直な性格だからこそ、だと思うんです。思っていることも、考えていることも全部口に出したり、行動に出したり。そんな光希がすごくかわいいと思って。子供っぽさを残す光希が、作品の中で恋をして、愛して、成長していく過程を見せていけたらと思います」
連載当時は1990年代。同映画では、光希の髪型や衣装をそのまま再現するのではなく、現代らしいアレンジを利かせている点にも注目だ。
桜井「光希は劇中で髪型をたくさん変えているのですが、ヘア&メイクさんに今風な感じにアレンジをしていただいて。例えば三つ網をゆるくしたり、本来はないサイドの髪を足してもらったり。 衣装は廣木(隆一)監督が選んでくださったのですが、ライダース風のアウターやショートパンツなど、当時をただ再現するのではなく“桜井日奈子テーストの光希”になっていると思うので、そこも楽しんでいただけたら嬉しいです」
見た目も性格もハマリ役に思えるが、あえて光希と自身の似ていない部分を問うと「優柔不断なところ」なんだとか。
桜井「原作では、光希は遊と銀太の間で揺れ動いてしまうんですが、読んでいて『(どっちにするのか)もうっ、決めて!』ってずっと思っていました(爆笑)。本当にもどかしかった~。私ですか? 私だったら…、悩んでもどちらかに決定すると思います!」
連日のPR活動に励む日々だが、今週末の映画「ママレード・ボーイ」公開を本人も心から楽しみにしている。
桜井「ドラマや映画の影響で、例えば街中で役名で呼ばれることってあるじゃないですか。そういうのすごく憧れるんです。映画『ママレード・ボーイ』をたくさんの人に見ていただいて、いつか『あ、光希ちゃんの子だ!』と呼んでもらえたら、とても嬉しいですね!」
4月27日(金)公開
◆桜井日奈子公式ファンクラブはこちらから
【HP】http://sakuraihinako.futureartist.net/
◆魅力をたっぷり詰め込んだ桜井日奈子特集◆