「『―ぼくらのウォーゲーム!』は今見てもめちゃめちゃ面白い」(花江)
――「tri.」以前のシリーズで、印象に残っているエピソードはありますか?
花江:子どものころに見に行った、映画「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」(2000年) がやっぱり今見てもめちゃくちゃ面白くて、印象に残っていますね。太一がデジタル空間でウォーグレイモンに近付いていくんですよ。藤田(淑子)さんが演じる太一の息遣いだけでしばらく続くシーンがあるんですけど、そこがめちゃくちゃ良くて。最高ですね。
――坂本さんはいかがですか?
坂本:アグモンは進化してどんどん強くなっていきますけど、進化によって強く大きくなった姿の声は、怖い声を出せる人がやった方がいいんじゃないのかなって思っていました。それをいつも(監督の)角銅(博之)さんに「どうなんですかね?」って聞いていて。ウォーグレイモンだったり、強くて格好良いものに対して「大丈夫なの?」「私でいいの?」っていう葛藤は常にありました。でも、オメガモンは「うん、山口(眞弓)さんと2人だったらできるかも」って思ったり(笑)。このシリーズになってからは戦いもさらに早くなって、叫び声とか言わなくなったから、安心して見ているんですけどね(笑)。デジモンがあんなに進化しているのに、「私はそこまで進化できない」って思ったり、そういう葛藤はあったんです。
――第1章から第6章と続いてきた「tri.」ですが、シリーズもののアフレコ現場の最後ってどういう雰囲気なんですか?
坂本:達成感もありましたし、始まったときは、全6章の中でどう収めていくのか私は全然知らなかったので、なるほどっていう感じでしたね。
花江:こういう終わり方なんだっていう感じがありながら、割と余韻のある終わり方なので、それぞれの「tri.」が終わった後の、その先の人生があると思うので、それが想像できるような終わり方で、まだ続けられそうだなって思いました。
――仮に続編ができるとしたら、どんな内容がいいですか?
花江:仮に「デジモンアドベンチャー02」の子どもたちが大きくなったところをゴールとするのなら…恋愛事情とかを描いて。あんまり想像できないですけど。太一たちはちゃんと大学に行ったりするのかな?とか(笑)。そういうところも気になります。
――坂本さんは、もし続編があるとしたら?
坂本:第1章から第6章まで、当番みたいに、選ばれし子どもたちとパートナーのエピソードというか、イチャイチャするところが割と多めに組み込まれていたと思うんですけど、太一とアグモンはそんなになかったでしょ?
花江:そうですね。
坂本:だから、もうちょっとイチャイチャ喋りたい(笑)。例えば、太一に新しい彼女ができたら、焼きもちをやいたりしてみたい。
5月5日(土)より全国17館にて劇場上映
公式サイト:http://digimon-adventure.net/
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