永野芽郁、ロケ現場で見せた“人気者”の理由【朝ドラの裏側をのぞきたい!(9)】
ふくろう商店街のシーンは、岐阜・東濃地方で撮影されている。11月上旬、この日の撮影は4月24日に放送された第24回、鈴愛がプリンセス プリンセスの大ヒット曲「世界でいちばん熱い夏」を歌いながら律(佐藤健)に会いに行くシーンだ。
何気ないカットだが、歌って踊りながらスキップをし、商店街を進んでいく…というのは、簡単な撮影ではない。歌い終わりとスキップの到達地点を、決められた場所に合わせなければいけないのだ。しかも、時折くるっと一回転をしたり、ジグザグに進んだりして鈴愛の天真らんまんさを表現するが、それをカメラに映る範囲で行われなければいけない。
永野は演出監督と何度も確認をしながら、リハーサル、本番へと進めていく。それでもリテイク(撮り直し)となってしまうと、「1回で決められなくてすみません!」、「頑張ります!!」と声を上げる。
そうして無事、このシーンの撮影を乗り切った永野に、撮影現場となった商店街で実際に営業をしてる地元の人から、「梅えびせんべい」の差し入れがあった。これをスタッフ伝いに受け取った永野は、すぐにスタッフから差し入れてくれた人を聞き、すでに店内に戻っているその人のところまで走って行って丁寧にお礼を言う。
そして、次の打ち合わせのためにまたスタッフたちの元へと戻っていった永野だが、次の瞬間、くるっとこちらを向いた時には口にせんべいが。すぐに開封して、一つくわえたらしい。
本作では鈴愛の奔放なキャラクターが人気の理由の一つだが、演じる永野自身にも鈴愛を思わせる、人を引きつける魅力があるのだろう。制作統括の勝田夏子氏も、「地元の人たちからも、『芽郁ちゃん!』って呼ばれて、すぐに人気者になるんです」と語っていた。
見逃しても安心!今日のあらすじを“知りたい!”
・第4週「夢見たい!」第24回のあらすじ(4月28日[土]放送)
農協への就職が決まった鈴愛(永野芽郁)。晴(松雪泰子)も張り切り、スーツを新調するなど着々と準備を進める。そして、ふくろう商店街のメンバーを集め、鈴愛のお祝いパーティーが行われる。
律(佐藤健)は就職祝いとして、鈴愛にカリスマ少女漫画家・秋風羽織(豊川悦司)のトークショーのチケットをプレゼントする。当日、律と2人で会場を訪れた鈴愛は、秋風に五平餅を差し入れる。