50TAことお笑い芸人・狩野英孝が5月14日、東京・Shibuya O-EASTにてワンマンライブ「50TA LIVE REVOLUTION」を開催。集まった1300人の観客を興奮と爆笑(!?)の渦に巻き込む、白熱のライブを繰り広げた。
冒頭、ミニSLに乗って登場した50TAは「お前ら付いてこいよ!」と観客たちをあおり、「スタートレイン」「PERFECT LOVE」「涙」などを熱唱。歌では絶好調だったが、MCでは2月に発売したファーストアルバムを観客の6割しか買っていないと知り、「コンサートなのに6割ってすごくない?」とショックを受けたり、即興で歌を作ると宣言したものの“キス”“初デート”“イケメン”“サバ”という観客からの難題に頭を抱える一幕も。曲間には、ライブの2日前に行われたインタビューのVTRが流され、EXILEとのコラボを熱望したり、「音楽は恋人。大恋愛中です」との発言も飛び出し、会場は爆笑に包まれた。
今回は、50TAを誕生させた人気バラエティー「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)がかかわっていない初の有料ライブ。終演後、取材に応じた狩野は、「今回はロンブー(ロンドンブーツ1号2号)さんもいないし、プレッシャーは今までで一番でしたね。でもステージに出る前から歓声が聞こえて、お客さんが盛り上がっていて安心しました」と振り返った。
その一方、「このライブは『ロンドンハーツ』で放送されないのに、カメラが何台も入ってるし、怪しいと思いましたよ。歌いながら、床を足でたたいて落とし穴じゃないか確かめてました」とまだ“ドッキリ”を疑っていたそう。アーティストとしては、アルバムリリース、ワンマンライブと順調な活動を続ける50TAだが、今後については、「ロンドンハーツって台湾でも放送されていて、台湾からファンレターを頂くんです。だから台湾でライブとかしてみたいですね。世界を制したい…。その前にパスポート取らなきゃいけないんですけど」と野望と不安を明かした。
さらに「50TAもいいんですけど、狩野英孝も応援してください。このライブのチケットはすぐ売れたのに、この前やったお笑いライブは僕がチケットを手売りしましたから」と複雑な胸中を告白し、“本業”もアピールしていた。