1975年にアメリカでオンエアされ、翌年には日本でも放送され人気を博したTVドラマ「特別狙撃隊S.W.A.T.」。そのリブート版となる大型ポリス・アクション・ドラマ「S.W.A.T.」が、6月よりスーパー!ドラマTVにて独占日本初放送!
TVドラマ「クリミナル・マインド」のデレク・モーガン役で知られるシェマー・ムーアが演じる強じんで優秀なリーダー、ホンドー率いるロサンゼルス市警察所属の特殊武装戦術部隊、S.W.A.T.の活躍を描く。この作品の日本語吹替版で、ジェイ・ハリントン演じるホンドーのチームメイト、デヴィッド・"ディーコン"・ケイ役を人気俳優・加藤和樹が担当することが決定。吹替版ボイスキャストに初挑戦するという加藤に、作品に対する思いを聞いた。
今回、デヴィッド・"ディーコン"・ケイ役の日本語吹替版のボイスキャストに決定した経緯と、そのご感想をお聞かせください。
「初めに『やりませんか?』とお話をいただいて、『やれるのであれば、ぜひ!』ということで、お引き受けさせていただきました。吹替版のボイスキャストは今回が初めてなのですが、『新しいことに挑戦する』ということが、僕の中ではとても特別なことなので、本当にうれしかったです」
加藤さんが感じる、「日本語吹替版」の魅力を教えてください。
「字幕版では、字幕の視覚的な情報が先に来てしまうので、純粋に映像を楽しめなかったりするんですよね。もちろん字幕版の良さもありますが、耳は耳、目は目で感覚をしっかり分けることができて、芝居も楽しんで観ることができるのが日本語吹替版の魅力じゃないかと僕は思います。しかもボイスキャストの皆さんが、いい声なんですよ(笑)。毎回、収録で『耳が幸せだな~』って思っています(笑)」
最後に「S.W.A.T.」をご覧になる視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「『S.W.A.T.』という言葉を一度は耳にしたことがあると思うんです。テレビ番組の特集でも取り上げられたりしていますし。そんな彼らが1人の人間として、何を抱えて、何を信念として戦っているかという人間ドラマの部分が描かれている作品だと思います。迫力満点のアクションシーンはもちろん、S.W.A.T.のメンバーをはじめ人と人との関係性や、『犯罪の先に残るものは何か』というテーマもしっかり描いています。今や日本も何が起こってもおかしくない時代だからこそ、ぜひご覧になっていただきたいなと思います」
文・撮影=中村実香