磯村勇斗、佐々木希ら「お姉さま方に囲まれている感じの現場で楽しい♡」
――NHKの朝ドラ「ひよっこ」(‘17年)で注目されて以来、ドラマや映画で大活躍している磯村勇斗。朝ドラ効果を実感する一方で、早く次のステップに進みたいと話す。
磯村「地方に行くと、今でも『ヒデちゃん』と声をかけていただくので、やっぱり朝ドラの影響力はすごいなと思います。でも、ある方から言われて、そのとおりだと思ったのは、“朝ドラ効果は2年まで”ということ。たしかに『ひよっこ』も大切な作品ですけど、いつまでも『ひよっこ』だけでは俳優として違うと思うんですよね。だから、また新しい見せ方をしていかないといけないし、もっと僕のことを知ってもらえるように、今はいろいろと模索しているところです」
――そんな彼が映画「恋は雨上がりのように」に出演。小松菜奈演じるヒロインにちょっかいをかけるファミレスの店員・加瀬亮介を好演している。
磯村「最初はチャラくて、イヤな男に見えるかもしれません(笑)。でも、冷静に周りを見ているし、とても大人。最終的にヒロインのあきらの背中を押してあげるキャラクターなので、ステキな年上男性という感じだと思います。ただ、クランクインがあきらとのデートシーンで、見るからに自分に興味のないあきらにつれなくされるシーンだったんです。初日だったのもあって、まだ手探りの状態だったので、かなりドキドキしてました」
――この映画では、ケガで陸上の夢を絶たされた女子高生のあきらを小松、彼女が恋するファミレスの店長を大泉洋が演じている。
磯村「小松さんとは今回初めて共演させていただいたんですが、目が印象的なんですよね。最初からあきらにしか見えなかったですし、とても感性の豊かな方だなと思いました。大泉さんは撮影以外のときにも店長にしか見えなくて、普段から役を意識するのは大切なことなんだと教えていただきました。現場は若いキャストが多くて、大人は大泉さんだけと言ってもいいぐらいの感じだったんですけど、みんな仲が良くて、それを引っ張ってくださったのも大泉さんでした」
――ちなみに、磯村演じる加瀬がちょっかいをかけるあきらは、普通にしていても周りから「怒ってる?」と聞かれるほど感情が表に出ない女の子。磯村自身はあきらのような女の子をどう思うのだろうか。
磯村「ちょっと話しかけづらいですよね。僕自身としてはもうちょっと素直さのある女の子の方がいいかな(笑)。どちらかといえば同じファミレスで働いているユイちゃん(松本穂香)の方が明るくて人間味があるので、あきらよりもユイちゃんの方が話しかけやすい気がしますね」
――さらに現在放送中の「デイジー・ラック」(NHK総合)にも出演中。こちらでは夏菜扮する薫の弟役で、情報誌で映画コーナーを担当しているライターの貴弘を演じている。
磯村「4人の女性がメインのお話で、佐々木希さん、夏菜さん、中川翔子さん、徳永えりさん共に、僕よりも少し年齢が上なので、お姉さま方に囲まれている感じの現場です。でも、僕は年上の女性には子犬みたいに『ワンワン』となつくタイプなので、とても楽しいですね。ライターという役柄に関しては、直接インタビューするシーンなどはないんですが、いつも取材していただくインタビュアーの方々のペンの持ち方や相づちの打ち方などを参考にさせてもらっています」
●毎週[金]放送中
デイジー・ラック
夜10:00-10:45 NHK総合
●公開中
映画「恋は雨上がりのように」
邦画 東宝
陸上の夢を絶たれた女子高生のあきら(小松)は、そんなときに優しい声を掛けてくれたファミレスの店長・近藤(大泉洋)を好きになり、大学生の加瀬(磯村)らと一緒に店で働き始める。
ザテレビジョンがLINEでドラマニュース専門アカウント始めました!
主演インタビューや編集部オリジナルのドラマニュースがまとめて読めます!
下のボタンから「友だち追加」しよう!