内藤剛志主演のドラマ「警視庁・捜査一課長」(テレビ朝日系)が、6月14日(木)夜8時から最終回2時間SPを放送。
今シーズンより安達祐実、塙宣之らが新たに刑事役で加入し、捜査一課長・大岩(内藤)を中心に、よりパワーアップした熱いドラマを繰り広げる本作がいよいよクライマックスを迎える。
今回は内藤にインタビューを行い、ドラマへの思いや共演者とのエピソード、最終回の見どころなどをたっぷり語ってもらった。
新しい風が吹いて、非常に濃い現場になりました
――新メンバーを迎えた今シーズンも、残すところ最終話のみとなりました。撮影も佳境となりますが、今のお気持ちをお聞かせください。
「警視庁・捜査一課長」は、2時間SPで5回、シリーズも第3弾となりますので、現場にはしっかりとしたプラットフォームができています。
今回は(安達)祐実ちゃん、塙くん、そして陽月(華)さんが新たに加入しましたが、混乱もなく、新しい風が吹いて、非常に濃い現場になりました。
やはり、キャストが変わるということは、どこかで怖い部分もあるんです。ですが、今まで良かったところはしっかりと進化して、維持すべきところは維持できたので、「あそこでもう少しこうしていれば良かったな~」と思うところが一つもないです。
新たな色が付いても、世界観は変わらないということを、3カ月やって来て実感しております。
――安達さんとの連ドラ共演が、「家なき子」(1994・95年、日本テレビ系)以来約23年ぶりということで、放送が始まる前から非常に話題になりました。実際に1クール通して共演されてみて、いかがでしたか?
世間では本当に仲が悪いという印象が強い二人ですが、祐実ちゃんとはお互いにすごく信頼し合える関係だと思っています。「家なき子」当時、彼女は12歳でしたが、その頃からしっかりと女優さんでしたから、誰よりも信頼できる仲間です。
特に「家なき子」という作品は、非常にセンセーショナルで、お互い特別な作品なんですね。なので、そこで培った信頼感を「警視庁・捜査一課長」でもそのまま生かせているので、こんなにやりやすい相手はいないです。
今回は上司と部下という設定ですが、僕はオフのときは祐実ちゃんのことを娘だと思っています。あれから20年以上がたって、その間も「家なき子」という作品を良い意味で引きずって来た同士でもあるので、今、祐実ちゃんが先にクランクアップしてしまって“祐実ちゃんロス”になっています。寂しくてしょうがないですね。