球児との久しぶりの再会に長島三奈も興奮!? 沖縄で高校球児の熱戦を伝える番組がスタート
6月23日(土)、沖縄は全国の先陣を切って「第100回全国高等学校野球選手権大会」の県予選が始まる。今年は県内65チームの球児たちが甲子園行きの1枚の切符を目指し、およそ1カ月間に及ぶ熱戦を繰り広げる。そんな球児たちの熱戦を生放送で伝える番組「2018速報!! めざせ甲子園!」が、16日に琉球朝日放送(QAB)でスタートした。
同番組は、沼尻和樹(QABアナウンサー)、中村守(QABアナウンサー)、山城咲貴(QABアナウンサー)が司会を務め、球児たちの熱戦をいち早く届ける。初回となる16日の放送は、長島三奈をゲストに迎え、今大会注目の選手や山城アナが選手や家族、仲間たちを追うサイドストーリー「夏のそのサキ…」などを取り上げた。夏の甲子園大会は100回という節目を迎えるが、沖縄の高校が甲子園に初めて出場したのも今年でちょうど60年目を迎える。ゲストの長島は沖縄で初めて甲子園に出場した首里高校のOBに会い、当時の思い出やエピソードなどを取材してくれた。
今まで、全国の球児に出会ってきた長島は、心に残る沖縄球児について聞かれると、初めて取材した沖縄水産の新垣渚投手や沖縄尚学の東浜巨などを挙げてくれたが、中でも宜野座高校の安富勇人選手が印象に残ったという。宜野座高校は2001年の全国選抜高校野球大会で初の試みとなる“21世紀枠”として甲子園出場し、“宜野座旋風”を起こしてベスト4入りの快進撃を見せた。長島は安富選手が試合の前から歌を歌い、甲子園でもリラックスして試合に臨んでいたのが印象的だったと明かしてくれた。そんな印象に残っている安富氏が長島に内緒でスタジオにサプライズ登場。久しぶりの再会を果たした長島は、司会の存在を忘れてしまうくらい興奮を抑えきれない様子で、当時の思い出などを振り返っていた。
初回放送を終えた沼尻アナは「第1回の冒頭で少し噛んでしまったことが頭に残ってる…」と悔しさをにじませつつも、「準備段階からスタッフなどが遅くまで作業をして、ゲストに長島さんを呼べて、番組としてはいいスタートが切れた」と初回を無事に終え、充実した表情にあふれていた。中村アナは「長島さんの取材力や球児への愛を感じることが出来た」と直接出会えて、収穫が大きかったことを明かしてくれた。入社1年目で今回初めて番組を持つことになった山城アナは「自分のコーナーとしゃべる部分で頭がいっぱいだったけど、2人を頼りにしていました」と、先輩アナに助けてもらえたことに感謝しきりだった。
司会の3人は「100回という節目に(高校野球)最後の大会を迎えられるのは粋に感じる。(グラウンドでは)思い切り暴れてほしい」「悔いがないように試合をしてほしい」と高校球児にエールを送った。沖縄の県予選は23日(土)に開幕し、順当に行けば決勝は、7月22日(日)予定。優勝校は8月5日(日)から阪神甲子園球場で開催される全国大会に出場する。