<二宮和也35歳の誕生日>“アイドルであり名優” 国内外の巨匠が惚れる“俳優”二宮の軌跡
本日6月17日、35歳の誕生日を迎えた嵐・二宮和也。アイドルグループ嵐のメンバーとしての活動に加えて、単独でバラエティ番組やCM出演、俳優と幅広い活躍をみせる。中でも俳優としての活躍は目覚ましく、現在放送中のドラマ・日曜劇場「ブラックペアン」(TBS系)でも主演をつとめるなど、数々の映画やテレビドラマに出演し、実績を残している。今回は俳優としての活動を中心に、二宮のこれまでを振り返ってみたい。
「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞受賞
二宮は嵐のメンバーとして1999年にCDデビュー。2002年に映画「ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY」で映画初出演を果たし、翌年には、映画「青の炎」で初の映画単独主演を飾った。以降、テレビドラマや舞台、映画と立て続けに出演。
2006年には映画「硫黄島からの手紙」でハリウッドデビュー。アカデミー賞ノミネート作品に出演したのはジャニーズ初。同作で監督を務めたクリント・イーストウッド監督は、二宮の演技に惚れ込んだと語り、米国ロサンゼルス・タイムズ紙でも報じられた。
2007年には文化庁の芸術祭賞で放送個人賞を受賞。2015年には映画「母と暮せば」で、第39回「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞した。演技力が国内外でも評価される実力派俳優だ。
映画「母と暮せば」で監督をつとめた山田洋次監督は、二宮が作品の時代背景と重なる山田監督の少年時代の話をじっくりと聞いていたことを讃え、同作の榎望プロデューサーは「人の心に溶け込む特殊な才能がある」と賞賛。母親役を演じた吉永小百合は二宮の演技を「とびっきり上手」と褒めた。
また、映画「ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜」の滝田洋二郎監督は、二宮が出演する作品は「妙に記憶に残る」と。ストーリーに溶け込みながらも映画の印象として人の心に残るものがあると評した。監督をはじめスタッフ、共演者からの信頼も厚い。