岩田剛典 20代最後の1年を語る「お芝居との向き合い方が変わってきた」
ドラマ「崖っぷちホテル!」(日本テレビ系)が17日、最終回を迎える。本作で連ドラ初主演を務める岩田剛典は、EXILE、三代目J Soul Brothersのパフォーマーとしてはもちろん、俳優として飛躍的な成長を見せている。発売中のザテレビジョンCOLORSが、この春29歳になった岩田に、夢を追い掛けた20代最後の1年への思いを聞いた。
“日焼けサロンで真っ黒”だった10代の頃
「崖っぷちホテル!」では、初めてのシチュエーションコメディーに挑戦した岩田。
「とにかくこの現場は学べることがたくさんあって…。コメディーならではの独特の“間”や、セリフの言い回しなど、キャストの皆さんの“キャラクター”という軸がそれぞれに一本決まっているので、アレンジが変幻自在なんです。例えば、段取り、テスト、本番と全部違う芝居をしていたり、本番でも1回目と2回目では全然違うことを仕掛けてきたりするので、それを受けて自分の芝居もどんどん変化していく。“演者として”遊べるドラマです」
そんな岩田だが、10代の頃には俳優になるとは予想もしていなかったという。
「ダンスは高校3年のときに見た映画『RIZE』('06年公開)に影響を受けて始めて、毎日のように渋谷で踊っていましたね。日焼けサロンに通って真っ黒でした」
大学卒業後は就職先が決まっていたが、彼はダンスの道を選んだ。転機は21歳のときに受けた三代目J Soul Brothersのパフォーマーオーディション。「受かるという保証は何もなかったけれど、一度きりの人生だから後悔したくない」という思いで下した決断は、その後の人生を大きく変えた。
さまざまな現場で経験を重ねてきた岩田にとって、変わらないこととは?
「“自分が好きだと思うこと”をやっているというのは、常に変わっていないですね。ただ、取り巻く環境や自分のポジションの変化と共に、自分の考え方はその都度変わってきたと思います。僕はその変化を成長だと思っているし、今皆さんが見ている岩田剛典も、これから見るであろう岩田剛典も、常に“今の自分”でしかない。今の僕が自分そのものなんだと思うと、自分を見失うことがないので、なりたい理想像に一歩一歩近づいていっているという感覚がすごくあります」
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