テレビ朝日系で7月9日(金)にスタートする新ドラマ「崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な『カネ』の話」の撮影が行われ、出演者の山田優、陣内孝則、渡辺えりの囲み取材が行われた。
同作は、漫画家・西原理恵子が、自身の破天荒な半生を児童向けのエッセイとして20万部を売り上げた「この世でいちばん大事な『カネ』の話」をドラマ化したもの。幼いころから貧乏だった主人公・相原絵里子(山田)が、さまざまな出来事に立ち向かいながら成長し、漫画家として成功していく姿を描く。
今回は、ギャンブルで首が回らなくなった養父・正造(陣内)が、車に乗せた絵里子(山田)と母・光代(渡辺)に金を迫るが、車からガソリンがもれてしまい、逃げ遅れた正造だけが爆発で死んでしまうというシーンを撮影。
3人そろっての数少ないシーンの撮影を終えた山田は「すごく好きなお2人と共演ができて、うれしかったです。(2人の)表情も豊かなので、どこか盗めないかなと思って一緒に撮影しました」と感想を語った。また、マイペースな母親を演じる渡辺も「すごく楽しくやらせてもらっています。陣内さんもキレやすい父親そのものだし、優ちゃんも全体的に顔の作りがすごく大きいので、(変な顔をすると)面白いんだよね〜」とノリノリ。そして、ギャンブル好きの典型的な駄目おやじを演じた陣内は「テレ朝では、なぜがばかおやじの役が多い…」と苦笑いしながらも、「優ちゃんは、デビューしたてのころから知っているんです。15歳くらいから(芸能界の仕事を)やってきているから、周りの乗せ方も知っているし、気の使い方もさすがだな」と初主演を務める山田を褒めたたえた。
また、相原家の印象を聞かれた陣内は「なんせ、僕、1話中盤で死んじゃうんで…でも、何話かやっていただいたら、面白い家族が出来あがるんじゃないかな(笑)」と残念がり、渡辺も「今、仮面夫婦とか、別居していたりとか…そういうのが多いという中、本当にぶつかり合って言いたいことを言い合うのは、うらやましい部分がある」と本音を告白。そして、夢に向かって突っ走っていく絵里子を演じる山田は、現在がけっぷちに立たされている人たちに向けて、「エリー(絵里子)もどん底からはい上がってくるんです。ドラマを見て『今はがけっぷちかもしれないけど、はい上がるぞ!』みたいな気分になってもらいたい」とエールを送った。
7月9日(金)スタート
毎週金曜 夜9:00−9:54 テレビ朝日系で放送
※第1話の爆発事故のシーンは7月9日(金)放送