【シブメンFILE 番外篇(後)】井浦新、滝藤賢一…“ネクストブレイクおじさん”を予測
眞島秀和や新井浩文ら“シブメン”にフィーチャーしお送りしている【シブメンFILE】と題した当企画。【番外篇】の前編「昨今の“おじさん需要”を考える」に続き、後編は「主演も狙えるスター候補者」と「ネクストバイプレイヤーズ」を、より具体的に探ってみるべく、ライターの小田慶子氏に考察してもらった。
もう遅咲きなんて言わせない! 主演も狙えるスター候補者
「アンナチュラル」(TBS系)で過激な解剖医・中堂を演じた井浦新は、既に主演作は数本あるものの、人気が再燃中。7月クール「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)で心優しいケースワーカーを演じるのも楽しみだ。この新作には「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)でBL(ボーイズラブ)好き女子の胸をキュンキュンいわせた田中圭も出演する。田中は30代前半で、この世代では他に「崖っぷちホテル!」(日本テレビ系)の中村倫也と「あなたのことはそれほど」(2017年TBS系)の山崎育三郎が有望株。30代のうちにゴールデンタイムで連ドラ主演を果たすのは誰か? 田中と山崎は既婚者だが、これまで既婚者は不利と言われがちだった中、女性人気をどこまで上げられるかにも注目。
地味? でもキラリと光る個性。ネクストバイプレイヤーズ
“2代目バイプレイヤーズ”が結成されるなら、そのメンバーは誰か? 筆頭は朝ドラ「半分、青い。」(NHK総合ほか)に出演中の滝藤賢一。朝ドラヒロインの父親役は、大杉漣や遠藤憲一も通ったバイプレイヤーの出世街道だ。また、大河ドラマ「西郷どん」(NHK総合ほか)に出演中の北村有起哉、「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)の野間口徹、「トドメの接吻」(日本テレビ系)の小市慢太郎も連ドラの常連で、既に認知度も高い。「モンテ・クリスト伯」(フジテレビ系)でディーン・フジオカの秘書・土屋を演じた三浦誠己も他にない存在感で出演作が増えていきそうだ。さらに、2019年前期朝ドラ「なつぞら」(NHK総合ほか)に出演する劇団TEAM NACSの戸次重幸と音尾琢真も、同劇団メンバーで既に主演級となった大泉洋、安田顕に続いて注目度がぐんと上がりそうだ。