3年がかりの「潜伏キリシタン関連遺産」独占密着映像を緊急放送! 杏のコメントも到着
かくれキリシタンの秘儀、そのすべてを撮影
キリスト教が禁じられた17世紀から19世紀に、ひそかに信仰を続けていた人々「潜伏キリシタン」。この時期の信仰の姿を守り続けているのが「かくれキリシタン」と呼ばれる人々で、今も長崎地方に点々と暮らしている。
番組では、かくれキリシタンの「お水取り」という秘儀に密着。長崎・平戸において潜伏期から聖地として崇められてきた無人島に渡り、祈りの言葉を唱えながら、岩から染み出る「聖水」を採るというものだ。
さらに採ってきた水を祈祷(きとう)する「魂入れ」という儀式を経て、この水は聖水となる。
お水取りは数年に一度しか行われないもので、また信者以外の人間が島に上陸する際には「エレンジャ祓い」という特別な祈祷が必要になるなど、撮影自体が難しいもの。
今回その一部始終を撮影した貴重な映像をオンエア。また、魂入れの儀式に関しても日本の初めて撮影することに成功し、公開する。
今も残る潜伏キリシタンの謎
今も残る潜伏キリシタンの里・平戸の春日集落を取材し、「キリシタン墓」などを撮影する。美しい棚田が広がり、潜伏キリシタンの子孫が多くいるこの場所。禁教期のキリシタンたちの姿を映し出す。
ほか、潜伏キリシタンたちが自ら建てた教会や「世界宗教史上の奇跡」の舞台となった大浦天主堂などを紹介する。
長崎放送ディレクター・城代奈美氏コメント
かくれキリシタンの「お水取り」の映像は、まるで潜伏期にタイムスリップしたかのような感覚にとらわれます。撮影地の多くは離島の、それも簡単には行けない山奥や断崖を開拓した場所でした。
そこに建てられた小さな教会や集落跡の映像から、ひっそりと素朴に生きた人々の当時の暮らしや、自らが信じる信仰を守り通した強さを感じていただければ幸いです。
プロデューサー・堤慶太氏コメント
今回は、TBS系列の長崎放送(NBC)に協力をお願いし、2015年から3年がかりで撮影を続けてきました。地元局ならではの厚みのある取材・撮影が出来ています。
その集大成の放送となりますので、ご期待ください。
毎週日曜夜6:00-6:30
TBS系で放送
※「禁教250年…守り抜いた信仰~長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(日本)」は7月8日(日)に放送
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