「部長 風花凜子の恋」りょう&竜星涼インタビュー 「サックスの演奏シーンで、唇がそらジローみたいに…(笑)」
「昭和、平成を超えて、時代に合った新しいキャラクターが風花凛子」(りょう)
――「島耕作」シリーズのキャラクターを演じたことについての感想はいかがですか?
竜星:僕は全然世代ではなかったので、それだけ歴史ある作品のキャラクターになれたことは、本当に光栄だな~とという気持ちでいっぱいですね。
りょう:35周年なんですよね? 島耕作さんは。
竜星:僕(始まった当初は)まだ生まれてないですからね(笑)。
りょう:本当だ! 私は10歳でした(笑)。でも、昭和から平成、もうすぐ年号も変わりますけど、その長い時代を超えて、今の時代に合った新しいキャラクターが風花凛子だと思うので。
この作品の中でも、「新しい時代に向けて変化していかなきゃいけない」というせりふがあったり、まさに全編通してそういったことが描かれていくのですが、この35年間があったからこそ、今こうして新しいキャラクターを演じられるので、すごくうれしいなと思います。
「りょうさんはチャーミングで、意外と天然(笑)」(竜星涼)
――お二人は今回、上司と部下という関係性でしたが、お互いの印象はいかがでしょうか?
りょう:私、撮影でおんぶをしてもらったんですよ。
竜星:今回の作品には「キュンとするポイント」がいくつかありまして。その話をりょうさんとずっとしていたんです。
りょう:おんぶって、女性はキュンとしますかね? お互い気を遣っちゃって。キュンどころじゃない感じでしたけどね。2時間くらいずっと竜星くんにおんぶしてもらってたので(笑)。
竜星:おんぶは「ドラマでよくあるキュンポイント」みたいな雰囲気になっていますけど、「果たして本当にキュンとするのか?」ってことをずっと議論してましたね(笑)。そうしたら今度…。
りょう:そう、その時に「あと何がキュンとするんだろう?」って話していたら、「お姫様抱っこじゃないですか?」って竜星くんが言ってらして。
そうしたら、平山浩行さんにお姫様抱っこまでやってもらったんですよ。ものすごい役得な…。「重い、重い」って言われながら(笑)。
竜星:僕はそんなこと一切言ってないです。「全然大丈夫ですよ~」って(笑)。りょうさんの印象は、多分皆さん「クール」みたいなイメージがお有りだと思うんですが、とてもキュートな方というか、ちょっと天然というか。
現場ではよくあるんですけど、昨日扉を開けようとしていたりょうさんが、“押す”って書いてあるのに一生懸命引いていらして(笑)。「“押す”ですよ?」みたいな。
りょう:ちょっとね、疲れてたんだと思います(笑)。何で間違えたのかな?
竜星:そんなチャーミングな一面が、一緒にいるといくつか見えてくるので、新しい発見がありましたね。
りょう:凜子がそういう人なんですよ(笑)。
竜星:あ、そうだったんですね(笑)。 じゃあ、終始現場では凜子の感じでいましたよね?
りょう:はい、役に入ってました(笑)。竜星くんは、この作品に入る前に舞台を見させていただいたんですけど、ものすごく存在感があって。
そんなに(俳優としての)キャリアはお有じゃないと聞いていたんですが、目を引かれるような方だなと思っていたので、今回一緒に出来てすごくうれしかったです。
「部長 風花凛子の恋」会長 島耕作 特別編
【前編】7月5日(木)夜11:59-0:54
【後編】7月12日(木)夜11:59-0:54
日本テレビ系にて放送