いとうあさこのことしの目標は「イケメンをあきらめない！」
女性芸人・いとうあさこが、初の著書「あさこ40歳。〜私、生きてる！〜」の発売を記念して21日、都内で握手会を開催した。
いとうの40歳の誕生日に発売された本作は、裕福な家庭で育った学生時代から、男性に尽くした20代前半、不遇の下積み時代などを振り返った初の単行本。当時の秘蔵写真を交えながら、いとう自身が原稿を書き下ろした。
握手会の前に行われた囲み取材で、「この話を頂いた時、“誰が読みたいんだろう!?”って不安だったんですけど、読んだ人から、元気が出たっていう感想を聞くんで、“下には下がいるぞ！”っていうことを人に伝えられた本だったなって思いました（笑）」と自虐的に出版の喜びを語った。
初の著書は、いとうがアニメ「アルプスの少女ハイジ」を思わせる衣装で登場するユニークな表紙となっている。いとうは、「ハイジ世代なんでね。ハイジは今の心情。楽しくって、ブランコで空高く羽ばたくぜっていう感じですね。でも、後輩から『赤いベストが還暦のちゃんちゃんこに見える』と言われました」と苦笑。さらに「書いている時は、走馬灯のように人生が思い出され、書き上がったら死んじゃうんじゃないかなって思っていました」と振り返った。
作中には、テレビでよく語られている、付き合った男性に1200万円貢いだ20代の恋愛エピソードの詳細も満載。一見悲惨な話だが、いとうは「 “貢いだ”っていうのは分かりやすく表現しただけで。お金はある方が払えばいいって思っているので、振り返れば楽しかったですね」と後悔していない様子。さらに、「自分の中に優先順位があって“好きな人とお酒を飲みながら、楽しくおしゃべりしたい”っていうのが一番なんです。それ以外はどうでもいい。それを優先していたら、たまたま相手が働かなかったっていうだけで（笑）」と懐の大きさ（？）を見せた。
ここ1年半ほど恋愛はしていないそうで、「（恋人が）いなさ過ぎて、皮膚が異常に敏感になってるんです（笑）。誰かが触れたら好きになるかも」と激白。その体質のせいで、最近、意外な人物に恋心を抱いたと明かし、「ある番組で、有吉（弘行）さんに指をなめられたんです。…それから3日間、有吉さんが好きで、大変だった（笑）。でも誰かを好きになったら、オアシズの大久保（佳代子）さんと冷えた白ワインをガブガブ飲んで記憶をなくすっていう技を取得したんで、もう落ち着きましたね」と告白した。
最近はネタ番組だけでなく、トーク番組にも引っ張りだこの彼女。その人気からか、「最近、“モテるでしょう？”みたいな無責任な質問をする人がいるんですけど、“じゃあ、誰か連れてこい！ リアリティー持ってこい!!”って言うと、“…そうねぇ”って悩むんですよ」と不満もあるよう。今後の恋愛については「大久保さんと飲みながら決めたんですけど、ことしの目標は“イケメンをあきらめない”。…もう半年は過ぎ去っておりますけど（笑）。今、タレントさんでもイケメン人口が高いじゃないですか。あれだけいたら事務所に（公表を）止められているだけで、本当はわたしたちが好きっていう人がいてもおかしくないと思うんです。そういう人と出会えたらと思います」と希望を明かした。
最後に、「同世代の方はもちろん、ぜひ若い方、夢がなくて人生に迷っている方に読んでもらいたいですね。“40歳なのに、こんな人がいる。わたしはまだ大丈夫だ”って勇気を与えられると思うんです（笑）」とアピールした。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
発売中 1575円（税込） 講談社
