河合は紳士的で、橋本は天才肌!?
――それぞれの印象はいかがですか?
橋本さんはすごくクールな感じのイメージがあったんですけど、意外と人懐っこいです。河合さんは、「あっ、この人も人見知りだ!」と同じ感じでしたね(笑)。私もよく人見知りするので、分かります。
2人のお芝居の作り方が面白くて。河合さんはめちゃくちゃまじめで紳士なんです。情熱がメラメラ燃えているのが、キクっぽいなと。橋本くんは天才肌タイプというか、ヘラヘラしていて急に爆発するんです。
2人ともアプローチの仕方が違うのが、見ていて面白いなと思いました。河合さんは年上ですし、包容力のあるキクがいて。私自身の芝居も、2人のキクによって違うんだと思いました。
――稽古を通しての新たな学びはありましたか?
皆さん体の使い方が素晴らしいなと思います。私、持て余しちゃうんです。しぐさとか動きとか。多分、ドラマだと体を大きく使うことがないから、指先まで神経がいっていないんでしょうね。みなさん、体全体で声を出して表現されるんです。そう思った時に、私はまだまだパワーが足りなくて…。日々勉強になっています。
――今後、どんどん舞台も挑戦されたいですか?
もともと歌が好きだということもあって、舞台女優になりたかったんです。今、こうやってチャンスをいただけていることは幸せだなと思っています。
――作品に何回か出てくる“ダチュラ”というせりふが印象的でしたが、この作品を通して伝えたいことは何ですか?
今、見ていただいた人がどういう感想になるか、全く想像ついていないですね。でも、とんでもないエネルギーの集合体みたいな舞台になっているんだろうと思います。それが怒りなのか、愛なのか、悲しみなのか…、見る人によって違うでしょうけど、とにかく主人公たちが魅力的で、とにかくピュアです。今、生きている人でここまでピュアな人はいないだろうというくらいピュアです。
「世界をぶっ壊したい!」とか、変な方向に行ってしまいますが、そんな中で何か自分の忘れていた物とか出てくるといいですけどね。
――見る方によって捉え方が違いますね。
小説の中で、いろいろな音があふれているなと思いましたね。それは音楽を担当された長谷川雅大さんが、本物の音を使っていらっしゃって。そこにも注目して、見ていただきたいです。音楽劇になったからこそ、言葉とは別の伝わる物があるんじゃないかなと思います!
公演日程:【東京公演】7月11日(水)~7月29日(日)@TBS赤坂ACTシアター
【大阪公演】8月11日(土)・12日(日)@豊中市立文化芸術センター
【富山公演】8月18日(土)・19日(日)@オーバード・ホール
原作:村上龍
脚本・演出:木村信司
キャスト:橋本良亮(A.B.C-Z)/ 河合郁人(A.B.C-Z)
山下リオ、シルビア・クラブ、ROLLY 他
HP:http://www.parco-play.com/web/play/clb2018/
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