今度が本当のM-1ラストイヤーの笑い飯が「優勝しないとほんま殺されるんちゃうかな…」
漫才コンテスト「M-1グランプリ2010」の会見が28日、都内で行われ、パンクブーブー、笑い飯、東京ダイナマイト、ナイツ、ハライチ、モンスターエンジン、ポイズンガールバンド、千鳥が出席した。
「M-1グランプリ」は結成10年以内のコンビがプロ、アマ、所属事務所を問わず参加できる漫才の日本一を決定するコンテスト。優勝者には賞金として1000万円が贈られる。
昨年優勝したパンクブーブー・黒瀬純は「新王者が誕生して夢から覚めてしまうんですね。今はまだ夢の中にいますから」と切ない表情で語り、「僕らほど底辺から上がった芸人はいなかったと思います」と振り返った。相方・佐藤哲夫は「新しい王者が憎いですね。M-1を取っても『キャーキャー』言われないタイプであってほしい。王者になっても華が出るわけではないですから」と辛口にコメントをした。
ことしがラストチャンスとなるナイツ・土屋伸之は「優勝に向けて頑張りたい! 優勝したら浅草に銅像を立てます」と意気込み十分。一方、塙宣之は「優勝したら昨年の公約同様、漫才協会に全額寄付をします」と宣言した。また、M-1への要望を聞かれた塙が「賞金を1兆円にしてほしい」と口走ると、「常識で考えろよ!」と芸人たちから大ブーイングが。慌てて「漫才を4分から15分にしてほしい」と言い直し、その場を何とか納得させた。
また、'09年が最後の出場といわれていた笑い飯だが、ことしから出場資格がコンビを結成した年から10年目までから、コンビ結成の翌年から10年目までに変更になり、もう一度出場できることに。今度こそ最後の挑戦となる笑い飯・西田幸治は「もう一回出られるということで。優勝しないとほんまに殺されるんちゃうかな…」と切羽詰った様子。哲夫は「ことしで結成10年目。M-1も10回目。キリよく優勝したいです!」と語った。また、「優勝できたら賞金の1000万円は、鳥人(とりじん)グッズを作る資金にしたい。ギアカバーを作ってオートバックスで売ります。優勝できなかったら一生鳥人として生きていきます」と、昨年のM-1で披露したネタに登場し、一時インターネットのワードアクセスランキングで1位となった「鳥人」にこだわった公約をした。
なお、エントリーは9月13日(月)まで。8月21日(土)の大阪から予選がスタートする。また、ことしから新潟、愛媛でも予選が行われることも決定している。
12月下旬に放送予定 テレビ朝日系で放送