<KinKi Kidsデビュー記念日>「硝子の少年」から21年“突発性難聴”など乗り越え歩む“2人”の軌跡
本日7月21日にCDデビュー記念日を迎えたKinKi Kids。デビューから21年 、いまなお進化を続ける二人の軌跡を振り返ってみたい。
「硝子の少年」でCDデビュー“ミリオンヒット”連発
KinKi Kidsは1997年7月21日シングル「硝子の少年」でデビュー。2人とも関西出身で、血縁関係はないが、偶然にも同じ“堂本”同士で1991年 の事務所入所後にデュオを結成、1993年に「KinKi Kids」としてデュオ名が正式発表された。
当時、アイドルといえば光GENJIやSMAPのように数名のメンバーでステージで派手なパフォーマンスを披露するのが王道ではあったが、ジャニーズ事務所の中でも珍しいデュオで脚光を浴びた。
CDデビュー前から精力的に活動を続け、1994年に2人揃って出演したドラマ「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら」では、衝撃的なストーリーも相まって知名度は全国区に。その後も1996年放送のドラマ「若葉の頃」でW主演を務めるなど、デュオ、ソロとしても活動を続けた。
また、バラエティ番組にも数多く出演し、中でも1996年からスタートした「LOVE LOVE愛してる」(フジテレビ系)で共演した吉田拓郎らミュージシャンとの出会いは、KinKi Kidsの音楽活動に大きな影響をもたらしたと言われている。
デビューシングル「硝子の少年」を手がけたのは山下達郎。アイドルのデビューシングルとしては珍しいマイナー調の楽曲ではあるが、音楽チャートで1位を獲得。以降、「愛されるより愛したい」、「全部だきしめて」などミリオンヒットを連発、CDシングル39作連続&22年連続首位記録は史上初の快挙を達成した。
デビュー前から共に活動してきた2人。上京前は、出演があるたびに新幹線で東京へ向かい、時には始発で関西へ戻って通学していた時代もあった。勉学と芸能の両立に悩んだこと、自宅の電話番号が知れ渡ってしまい、深夜にいたずら電話がかかってきたことなどを、当時、雑誌のインタビューで明かしていた。一般人からアイドルへ、子どもから大人へと変わる思春期を共に駆け抜けた。