「嫉妬するよりは、“この人スゴイな”と思いますね」(神山)
――お話の中では、公史郎が嫉妬のあまりダークな行動に走りますが、嫉妬ゆえの行動は理解できますか?
神山:いやぁ、嫉妬しても行動には移さないよね。俺は出さないと思う。
重岡:俺も惨めになってまうから、行動には移さないな。でも男の人は(嫉妬が)多いんじゃないですかね?
神山:なんか最近、嫉妬っていう感情がなくなってきたんですよね。
重岡:確かに。嫉妬というか“悔しい”に近いんですかね。悔しさのあまり、ちょっと違ったことをしてしまったりとか?
神山:まぁ、ねたんだりはしないですけどね。例えばだけど、しげに対して嫉妬しても、それでしげのことを別に悪く言ったりはしないし。
重岡:そうやね。でも機嫌は悪くなるかもしれん!(笑)
神山:(笑)。
重岡:やっぱりむっちゃ悔しいなーと思う時は、ちょっと口数が減ったり、顔に出たりとすることもあるかも。でもそれでその場の空気を汚したりするのは嫌やし、絶対にしたくないですね。
――どちらかというと、立ち位置としては火賀くんに近い方なんでしょうか? むしろ応援しちゃおうかなみたいな。
重岡:そうですね。俺は絶対そうやと思います。でも、応援するかは相手にもよりますね。今回は、火賀はもともと転校生で、しろちゃんとあゆみちゃんとの間に“幼なじみ”いう絶対に踏み込めない領域がありましたから。
大人になるにつれて、あんまりそういうのは少なくなってきましたね。あと俺結構、自分大好き人間なんで(笑)。
神山:確かに、やっぱり年齢を重ねていくと、そういうのは全然なくなってきて。嫉妬というよりは、「こいつスゴイな」「うらやましいな」とか、そういう程度になってきましたね。
うらやましいという気持ちは、「この人スゴイな」と思ってまうし、自分もうらやましいと思われるような人間でありたいですね。
重岡:そうやね。でも今考えてみたらホンマなくなってきたな。「なんかココだけは俺ぜったいおまえに負けへん」ていう、自分の強みを知っているからかもしれないですね。
「裸一貫でステージに出る感じがつらかったけど、なんか楽しかった」(重岡)
――今回、「イチゴオレ」が加賀、しろちゃん、あゆみの共通アイテムとして扱われていますが、何か昔を思い出させるような、メンバー同士での思い出のアイテムはありますか?
重岡:めっちゃあるんちゃう? 俺はブァーっと出てきたけどね(笑)。
例えば昔、毎年大阪の松竹座で公演をやっていたときなんですが、その楽屋口の近くに立ち食いのラーメン屋さんがあって。あそこの匂いがたまらないんですよ。
でも劇場の近くだから、ファンの方もたくさんいるので食べられなくて。とんこつとトッピングのキムチの匂いを嗅ぎながら、劇場終わりに「腹減ったなぁ~」と言いながら帰る感じが、今聞かれてパッと思い浮かびましたね。「結局食べたことなかったなー(笑)。いつか食べたいなー」みたいな。分かるやろ?
神山:分かる分かる。あそこは絶対通るからね(笑)。俺はしげとのオムライスかな。
重岡:懐かしっ!
神山:帰り道が一緒やったっていうこともあって、仕事終わりに食べに行ってましたね。あとはイタリアンのお店もそう。
重岡:あー、あったなー(笑)。
神山:しげとの思い出となると、仕事終わりの帰り道になってくるな。
重岡:そうやね。人生振り返ると色々あるね。学校とかの通学路とかもそうだし。
神山:WESTになってからなんかある?
重岡:俺はね、最近、銭湯がすごい好きなんやけど、じいちゃんの家の近くにあって。昔はじいちゃんと一緒に入ってたんだけど、今はじいちゃんが高齢でなかなか一緒にいけないので、じいちゃんのパジャマ着て一人でよく行くんですよ(笑)。
そこの夜道を歩いてる時とかは、最高っすね。仕事で考えなきゃアカンことがある時もその銭湯に行って、お風呂の中で1時間ぐらい入ってる。
あとは、地元の駅にあるラーメン屋さんやね(笑)。仕事終わりに行ったり、オカンや地元の友達と一緒に行ったり。いろんなこと思いながらラーメンを食べてきたので、思い出がたくさん詰まってますね。
神山:何かかっこいいな、そういうの。ってかスゲー大人になった感じするわ。
2018年8月1日(水)、Netflixにて全世界同時配信スタート
【公式サイト】http://www.yodaka-switched.com
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