7月17日(土)から公開されるスタジオジブリの最新作「借りぐらしのアリエッティ」の大ヒット祈願完成イベントが7月1日、都内で行われ、声優を務めた志田未来、神木隆之介、音楽と主題歌を手掛けたセシル・コルベルと、米林宏昌監督、鈴木敏夫プロデューサーが出席した。
同作は、宮崎駿が企画・脚本を担当し、「崖の上のポニョ」('08)でアニメーターとして宮崎をうならせた、スタジオジブリの若手の中でも実力のある米林が監督に起用された。東京の郊外に建つ古い屋敷の床下で、小人のアリエッティ(声・志田) は、父と母と3人で暮らしていた。必要な物を床上の住人に気付かれないように借りて生活する彼らだったが、ある日アリエッティが、屋敷に療養のためにやって来た少年・翔(声・神木)に見つかってしまう。
今回、声優に初挑戦した志田は「現場の皆さんに優しくしていただき、神木くんが『大丈夫だよ』と常に声を掛けてくれたのでやることができました。完成した作品を見たのですが、アリエッティの無邪気な一面が見られてすごくいいお話だなと思いました」と感想を語った。
「千と千尋の神隠し」('01)、「ハウルの動く城」('04)に続き、ジブリ作品3度目の出演となる神木は「皆さんに優しくしていただいて安心して撮影することができました」と語る一方で、「(演じた)翔という役が難しく不安が多かったので、いろいろ役作りをしました」と、苦労を明かした。
鈴木プロデューサーは「作品を見終わった宮崎駿監督が、最初に立ち上がり、前の席に座っていた米林を立ち上がらせて左手を取ると高々と持ち上げて『よくやった麻呂(米林監督のあだ名)!』と言ってました(笑)」と、宮崎の本作への絶賛ぶりを明かした。
7月17日(土)より、全国東宝系でロードショー