読売テレビ・日本テレビ系で第3期が放送中の人気アニメ「僕のヒーローアカデミア」。「ザテレビジョンWEB」では本作から、ヒロインの麗日お茶子(うららか おちゃこ)を演じる声優・佐倉綾音へのインタビューをお届けする。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の本作は、2016年よりアニメ第1期がスタート。人口の8割が超常能力”個性”を持ち、”ヒーロー”が現実となった世界を舞台に、ヒーローになることを夢見る主人公・緑谷出久(デク)が試練と向き合い、仲間たちと成長する姿を描く。現在は映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(ヒーロー)~」も公開中だ。
佐倉には今回、演じるお茶子への思いやその変化の他、「ヒロアカ」に絡めたさまざまな質問にも答えてもらった。
──まず1期から3期までのお茶子の成長ぶりに関して、佐倉さんご自身はどう感じていらっしゃいますか?
そうですね…、お茶子は最初から強い女の子ではあったものの、うれしい事や悔しい事などいろいろな経験を経て、さらにそこから人間的にも女性的にも成長したなと思っています。やっぱり爆豪くんと戦った時がとても印象に残っていますね。(※2期22話でお茶子は爆豪勝己と対戦)
また、戦闘以外のシーンや人が戦っている場面で何か刺激を受けて成長するなど、何かを学ぶことに対してとても前向きな姿勢でいられるメンタルの強さは、お茶子らしいなと思います。
──佐倉さんご自身は、そんなお茶子のポジティブな面を尊敬したりもしますか?
現実にお茶子がいたら尊敬していると思いますね。冗談も言えて、弱音を吐いたりせず、よく食べ、よく喋り、よく笑う、とても健康的な女の子の代表だなと思います。憧れますね。
──1期から約2年間お茶子を演じられてきて、佐倉さんからお茶子へ気持ちの変化はありますか?
お茶子について最初は、明るくて猪突猛進なタイプの女の子なのかなと思っていました。原作を読んで声を当てる前の印象では、ちょっとボーイッシュなところを押し出して演じていこうと考えていたんですけど、いざ1期の収録が始まった時に監督さんの方から「お茶子はできればかわいくいてください」という指示がありまして。最初は「ヒーローを目指す女の子なのに、かわいい映り方をするアプローチをしてしまっていいんだろうか」と疑問に思っていたものの、話が進んでいくうちに行動がヒーローらしくなっていったので、そういった意識で演技しないとただの男の子になってしまうのかも?と徐々に気付き始めました。
彼女はポジティブな言葉を口にして自分や周りを鼓舞することが多いので、みんなの元気の源であったらいいなと。お茶子はみんなのマスコット的な、みんなが見ると元気になる存在として、監督は”かわいい”というスパイスが欲しかったのかなというふうに思いましたね。
──そのように”ボーイッシュ”から”かわいい”に演技プランを変化させていく中で、葛藤はありましたか?
ありましたね。彼女は自分を女の子というよりも、ヒーローとして見ていることが多いように感じたので、あんまり女の子らしい部分を出さないほうがいいんじゃないかと。その方が見ている方々も安心して彼女のことをヒーローとして見られるんじゃないかと思っていましたが、物語が進んでいくにつれ、デクに対しての気持ちにも少しずつ女の子らしい部分が出てきます。逆にその女の子らしい部分が出てきた時に”かわいい”を出さないようにして、それ以外のがさつな部分に関しては少しかわいげを残すと、ちょうどバランスが取れるのかなと感じました。
毎週土曜昼5:30-夜6:00
日本テレビ系にて放送
原作:堀越雄平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
キャスト
緑谷出久:山下大輝
爆豪勝己:岡本信彦
麗日お茶子:佐倉綾音
轟焦凍:梶裕貴
【公式ホームページ】
http://heroaca.com/
【公式Twitter】
@heroaca_anime
◆2018年夏アニメまとめはコチラ◆