10月1日(金)から公開される映画「大奥」のクランクアップ会見が5日、都内で行われ、出演者の二宮和也、柴咲コウ、堀北真希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、和久井映見、阿部サダヲ、金子文紀監督、プロデューサーの荒木美也子、磯山晶が登壇した。
よしながふみの同名人気コミックを実写化した本作は、男と女を逆転させ、1人の女将軍に3000人の美しい男たちが仕えるという前代未聞の時代劇。謎の疫病により男の人口が激減し、すべての重要な仕事を女が占め、男が体を売るという男の園となった「大奥」を舞台に、野望、嫉妬(しっと)、策略、愛などの濃厚なドラマが繰り広げられる。
武士道を追い求める青年・水野祐之進役の二宮は、「実際こんなに強い女性がいたら、男は何も言えず、ただひれ伏すのみなんだろうなと。そもそもジャニーズ事務所が、男女逆転の大奥みたいなものなので、すんなりと置き換えられました(笑)」と、異色の設定にもあまり違和感を感じなかったよう。
また、中村ふんする垣添との男同士のキスシーンについて、「柔らかくて温かだなと思いました(笑)。僕は、される側ってすごく多いんですが、する側ってのがあまりなくて。もう27歳だし、若手にぐいぐい行くのが申し訳なくて、毎度謝ってました」と語ると、中村は「僕は、男性の方とお芝居の中でのキスシーンは2回目だったので、ちょっとは慣れたものでした(笑)」と明かした。
徳川吉宗役の柴咲は、「緊張しましたが、小さい自分を見せずにお芝居ができたと思います。本来なら女性の方たちがきれいな着物を着て囲んでいるのですが、今回は男性陣ということで、もう少しむさくるしいのかなって思っていましたが、皆さんきれいな顔立ちの方々ばかりなので、すごくさわやかでした」と3000人の男たちを従えた感想を語った。
磯山プロデューサーは「世界遺産でロケをしましたが、背景の国宝がかすむほどの国宝クラスの方々が演技を繰り広げています」とオールスターキャストを大絶賛した。
最後に、二宮は「素晴らしいスタッフの方々や出演陣と、素晴らしい内容のものをやらせていただきました」と自信を持って本作をアピールした。
10月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー