毎週土曜に放送中の真夜中ドラマJ「グッド・バイ」(夜0:00-0:30、BSジャパン/夜0:56-1:26、テレビ大阪)は、太宰治の未完の小説を原案にした羽生生純の同名漫画をドラマ化したもの。複数の愛人がいるモテ男・田島毛(大野拓朗)が高校時代の先輩・別所(夏帆)と共に、愛人関係を清算していくコメディーだ。
8月11日(土)に放送の第5話では、田島毛と別れるつもりのない第3番目の恋人・静(三浦透子)が「別れるなら飛び降りる!」と言い、田島毛を困らせる。そんな田島毛を見た別所は、ある行動をとる…。
「ザテレビジョン」では、主人公・田島毛を演じる大野に役どころや学生時代のモテエピソードなどを聞いた。
――原作漫画を読まれた感想を教えてください。
とっても面白かったですね。愛人がたくさん出てきて、その人たちと別れていくという内容が魅力的といいますか、キャッチーというか…。
――田島毛を実際に演じられていかがですか?
原作を読んだ印象だと、田島毛はすごく難しそうで何を考えているか分からなかったんです。今回ドラマ化するに当たり、田島毛のキャラ設定が若干変わって、純粋で真っすぐなキャラでした。
ただ、やっていることはゲスなので、どう純粋に嫌みなく、裏がないようにやっていくかということがテーマでもあり、課題でもあり、難しいところでした。
――監督やスタッフさんたちと役についてお話されましたか?
田島毛に裏があるように見えないように、ということはお話ししました。あとは、誠実に浮気するということに気を付けて演じています(笑)。
――大野さん、こんなにゲスい役は初めてでだと思うのですが、初挑戦という感じでしょうか?
そうですね。いじめっ子の役は演じたことがありましたが、ここまでやっていることがあからさまにゲスというのは初めてですね(苦笑)。ただ、ひとひねりあって、やっていることはゲスなんですが、悪い奴に見えないように演じるのが大変です。