デビュー20周年の島谷ひとみ、8/6ライブで名曲メドレー&鎮魂の「誓い」
デビュー20周年を記念したライブツアー中の歌手・島谷ひとみが6日、大阪・ビルボード大阪にて2公演を開催した。アンコールでは、自身の人気曲「亜麻色の髪の乙女」「Perseus -ペルセウス-」などを含むヒットメドレーで観客を沸かせたほか、広島 原爆の日に寄せて、原爆と戦争への思いを歌った「誓い」をしっとりと歌い上げた。
デビューから20年、近年は女優業や朝の情報番組出演など多方面でも活躍する島谷。節目となる2018年は本人の原点である歌、5年ぶりとなるライブツアーを敢行中だ。
「名古屋、大阪と4本ライブを終えたのですが、20年経った今でも“初めまして”のお客様との出会いがあって。何年経ってもそういう出会いがあることがすごく嬉しいですね」
20周年記念ツアーらしく、アンコールでは 「亜麻色の髪の乙女」「Perseus -ペルセウス-」 「パピヨン〜papillon〜」「アンジェラス」など往年のヒット曲のメドレーを披露した。
「やはりお客さまの反応が全然違うんですよね。懐かしいリアクションなんかもあったりして、20周年ツアーならではという思いがしました」
また、ライブ当日は8月6日「原爆の日」。広島出身の島谷にとって特別な日であり、ライブでのみ歌い続けている「誓い」も披露。
「毎年8/6は広島に帰って、平和記念公園の前で歌わせていただいたりしています。今年はツアーの日程が重なっていたこともあり、多くを言葉で語るよりも、と思いライブで歌わせていただきました」
祖父、祖母から伝えられてきた戦争の悲惨さや思いを、語り継いでいかなくてはいけないという思いが垣間見える。
「上京して特に感じたのですが、“原爆は広島で起こったこと”とどこか別の世界の話として認識してしまっているんじゃないかと感じることもあって。広島で実際に起こったことを、音楽を通して全国に伝えていけたらと思います」
ライブツアーは残すところ8/30、31の東京2デイズ。そこでは、4年ぶりとなるシングル曲「Golden Lady」も披露される。
「10代、20代、30代と歌い続けてきて、自分の考え方や生き方も変わってきました。40代を前に今思うことは、泣いたっていいんだっていうこと(笑)。そんな素直な気持ちだったり、包容力みたいなものを曲を通して感じてもらえたら嬉しいですね」