東京で活動する三日月マンハッタン 沖縄のお笑い大会に参戦した理由とは!?
沖縄のお笑い総合王者を決める「お笑いバイアスロン2018」の決勝大会進出を決めた7組が10日、琉球朝日放送(QAB)で行われた記者会見に登場した。
大会名にある「バイアスロン」とは、スポーツの二種競技からなぞらえており、同大会は、コント・漫才の2つのステージでお笑い総合力を競う大会で、今回で6回目を迎える。
審査員には「めちゃ×2イケてるッ!」(フジ系)や「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)を手掛ける伊藤正宏氏や「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK)などを担当する内村宏幸氏、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)などを担当する高須光聖氏ら有名放送作家陣が名を連ねる。名だたる作家に披露できる大会とあって、県外からの応募も含め、82組がエントリーした。
今回決勝に進出したのは、5連覇の期待が掛かるリップサービスやぼんじょるの、ハンサム、ノーブレーキ、ドラゴンエマニエル、初恋クロマニヨン、三日月マンハッタンの7組。これに敗者復活の1組を加え、計8組で“笑いの総合力”を競う。
会見では、ネタ順を決める抽選会も行われ、トップバッターは、決勝大会初進出のぼんじょるの。「劇場では、いつも1番手でやらせてもらっているので、僕ら的には慣れた感じ。皆さんの勢いを付けれるように頑張っていきたい」と意気込みを見せた。5連覇の期待が掛かるリップサービスは、「今までとは違う形のネタを作ろうと今年はいろいろと挑戦してきた。5連覇したときは、『QABさんにレギュラー番組が欲しい!』と強めに言いたい」と5連覇とレギュラー番組獲得を目標に掲げた。
今回の決勝大会で台風の目として注目されるのが、初出場ながら決勝大会に進出した三日月マンハッタン。又吉隆行と仲嶺巧による宜野湾市出身のコンビは2013年、2014年に「THE MANZAI」の認定漫才師に選ばれるほどの実力者。東京で活動をしているが、「決勝の審査員が有名な方々でなかなか会えない。沖縄の大会に行ったら会えると気づいた」と参戦理由を明かしてくれた。
仲嶺は「(目標は)1位ですよ!(予選で)2回とも台風来ているから飛行機代で赤字です。優勝してチャラ!2位じゃだめなんです!去年と打って変わって(大会を)ぐしゃぐしゃにしてやろうと思ってる!」と力強く宣言。また、「(事前の情報で)ドラゴンエマニエルが一番怖い。真面目にやったら優勝。でも真面目にやらないから…」と本気を出されることに警戒した。一方のドラゴンエマニエルは「真面目にやってますよ!」と否定しつつも、しょうごは「優勝したら(自転車に見たてて)両手足にタイヤを持って、国道58号線走りますよ!」と息巻いて、会場の笑いを誘った。
さらに、会見では敗者復活ステージ出場者の発表も同時に行われた。同ステージは、決勝大会出場への1枠を掛けて、運営本部が推薦する「大会推薦枠」、番組HPで芸人の意気込みを撮影した動画で流し、視聴者からの投票が一番高かった「視聴者推薦枠」からなり、復活ステージには、ありんくりん、しんとすけ、カシスオレンジ、ぴろんぴろん下里が選ばれ、この4組が決勝大会の本番前に会場で観客にネタを披露。投票の一番多かったコンビが決勝大会へと進出できる。
王者リップサービスが前人未到の5連覇となるか、それを阻止する新王者が誕生か!? 注目が集まる「お笑いバイアスロン2018」決勝大会の模様は、8月25日(土)昼2:00~琉球朝日放送(QAB)で生放送される。
2018年8月25(土)14:00~16:55 沖縄タイムスホールより琉球朝日放送(QAB)で公開生放送
賞金=金メダリスト(優勝者)30万円、銀メダリスト(準優勝)15万円、銅メダリスト(3位)5万円
ファイナリスト=ぼんじょるの、ハンサム、ノーブレーキ、ドラゴンエマニエル、初恋クロマニヨン、三日月マンハッタン、リップサービス(ファーストステージネタ披露順)
敗者復活ステージ出場者=ありんくりん、しんとすけ、カシスオレンジ、ぴろんぴろん下里
決勝戦審査員
伊藤正宏「めちゃ2イケてるッ!」(フジ)「MUSIC STATION」(テレ朝)など
内村宏幸「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK)「内村プロデュース」(テレ朝)など
鮫肌文殊「世界の果てまでイッテ Q!」「ぐるぐるナインティナイン」(日テレ)
高須光聖「水曜日のダウンタウン」(TBS)「ガキの使いやあらへんで!」(日テレ)
中野俊成「ロンドンハーツ」「アメトーーク」(テレ朝)