SKE48 3チームの“サマステ”ライブを見比べてみた!<コラム>
チームKII 大人メンバーが率先してはっちゃけるバラエティー豊かなパフォーマンス
チームSはシングル曲を中心に固めたセットリストだったが、チームKIIは今年6月まで行っていた「0start(リスタート)」と現在上演中の「最終ベルが鳴る」という2つの劇場公演曲に、過去にチームKIIで歌ったカップリング曲を加えた演目。
パフォーマンスも、チームKIIはメンバーの全力パフォーマンスとファンのコールがキャッチボールのように行われている印象で、「回遊魚のキャパシティー」や「RESET」などの盛り上がる楽曲を披露する一方、クリティカルな歌詞が特徴の「誰かの耳」や、かわいらしさを打ち出した「キスポジション」も歌い、パフォーマンスの幅の広さを見せた。
そして、最後は劇場公演のWアンコールでも人気の高かった「DA DA マシンガン」。チームKIIは3チームで平均年齢が最も高いチームだが、高柳明音ら先輩たちが先頭に立って頭を振り乱し、はっちゃける姿で後輩たちを引っ張り、最後まで会場を盛り上げた。
チームE パフォーマンスも空気も“一体感”が楽しいステージ
ある種の“ヒリヒリ感”に熱を上げるのがチームSとチームKIIのステージだが、少し肩の力を抜いて楽しめるのがチームEのステージ。公演もライブもファンと共に作り上げる部分があると思うが、特にチームEはファンとメンバーが一緒になってその場の“空気”を作っている印象が強い。
今回のサマステは会場のファンに声量に気を付けるようにという珍しい注意があった中で行われたが、そんな中でもファンを思わずあおってしまう、そんなチームEの一面にそれが表れていたのではないだろうか。
また、不定期で行われている「劇場公演実況」に福士奈央が出演した際、チームEのパフォーマンスのキーワードに「そろえる」ことを挙げていたように、そろうべき振りがピシッとそろう気持ち良さを感じられるのもチームEのパフォーマンスの特長。
さらに、1曲目「恋のお縄」に着物風衣装で登場したかと思えば、2曲目の「SKEフェスティバル」ではその下からオリジナルTシャツ衣装が出てきたり、「バナナ革命」では会場のペンライトを黄色にそろえたりと、他のチームにはなかった演出で会場のファンを楽しませた。
SKE48が出演した「SUMMER STATION 音楽LIVE」の模様は、今秋にCS テレ朝チャンネル1にて放送予定となっている。