俳優・小栗旬が初監督を務めた映画「シュアリー・サムデイ」の初日舞台挨拶が7月17日、都内で行われ、出演者の小出恵介、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛、小西真奈美、横田栄司、吉田鋼太郎と、監督の小栗旬が登場した。
同作は、高校で起こしてしまった爆破事件をきっかけに、最悪な人生を送ることになった5人の若者が、人生の一発逆転を狙って奮闘する姿を描いた青春ストーリー。
3年前に本作の台本を読んだという小出は「これだけの人がかかわって、これだけ素晴らしい作品になったのは、ひとえに(小栗)旬の人柄だと思います。この作品で自信を持ってほしい。何よりお疲れさま!」と小栗をたたえた。
劇中で“5秒で女を落とす”という魅力的な青年・秀人を演じた綾野は「撮影中、小栗監督に『もっと優しく! 小出ちゃん見るときのような顔で! おれはそんなんじゃ落ちねーぞ!』と言われました」と撮影中の小栗の様子を明かした。
ムロは「ずっと俳優をやってますが、いつか映画に出れば5秒で女性を落とせるようになると思ってました。でも実際は落とせないということが分かりました(笑)」と寂しげコメント。それに対し吉田は「5秒で嫌がられることはあります」と余裕のジョークで会場を沸かせた。
鈴木は「見てもらえば分かりますが、一役者が遊びで作った作品ではありません。1本撮ったからにはぜひ次回作を撮ってください。楽しみにしてます」と激励の言葉を送った。
小栗監督は「監督として迎える初日はやっぱり違う。自分の裸を見られちゃった気分です(笑)」と初監督として舞台に上がった感想を述べ、「メンバーがこういうふうに並んでいるのが見たかった。この舞台挨拶も作品の一部。感慨深いです。本当にどうなるか分からない作品にみんなで飛び込んでくれた。撮影した去年の夏は、忘れられない夏になったと思います」と感無量の様子で感謝の気持ちを語った。