メタルなのに演歌に見得⁉度肝を抜く「新感線☆RS『メタルマクベス』disc2」の見どころをたっぷり紹介
disc2での大きな変更点といえば、ランダムスターの盟友・エクスプローラー/バンクォーと王専属のシンガーの二役。
初演とdisc1、disc3では劇団員の橋本じゅんがエクスプローラー/バンクォーを務めるが、今回は岡本健一が演じる。
従来のバンクォーの設定は「弾けないけれど高級ギターを持っていたからバンドに加入した男」であったが、男闘呼組のギタリストとしても活躍した岡本は劇中でギターの見事な腕前を披露。
また、はげ頭のかつらを被り、年齢をいじられるというジャニーズらしからぬおっさんキャラを熱演していた。
そしてエクスプローラー/バンクォー役と同じくdisc2以外では一貫して冠徹弥が務めている王専属シンガー役には徳永ゆうき。
ヘビーメタルバンドで活躍する冠は“新感線Rシリーズ”の常連であり、Rシリーズといえば冠の力強い歌声と思う新感線ファンも多いだろう。
一方、徳永は鉄道マニアの演歌歌手。
レスポール王へ戦況を伝えるナンバー「炎の報告」は従来だとかなりロックな曲調だったが、disc2ではヘドバンは継承しつつも曲調は一転、演歌テイストとなっている。
また、歌詞やセットなど随所に徳永の鉄道マニアっぷりも織り込まれ、これまでの“メタマク”ファンの度肝を抜く抱腹絶倒の場面となっていた。
キャストが一新され、disc1との違いをかなり見せたdisc2。
“メタル”をうたいながらも“歌舞伎”や“演歌”といった和のエッセンスを散りばめ、今までのシリーズとは一線を画す新たな“メタマク”の誕生をぜひ劇場で目撃してほしい。
【disc2】2018年9月15日(土)~10月25日(木)
【disc3】2018年11月9日(金)~12月31日(月)
IHIステージアラウンド東京(豊洲)にて上演
【HP】http://www.tbs.co.jp/stagearound/
■「きれいは汚い、ただしオレ以外」MVスポット
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