小越勇輝「昔から目と手は『きれいだね』って言われます(笑)」
――7月期放送の「サバイバル・ウェディング」(日本テレビ系)で、riz編集部のアルバイト・涼太を演じた小越勇輝。ブルゾンちえみ演じる編集者・千絵梨から熱い思いを寄せられる役で注目を集めた。
小越「涼太は今どきのあざとかわいい系男子。グイグイくる千絵梨さんを笑顔でスルーするんですけど、それが嫌な感じに見えないよう、2人の関係がほほ笑ましく見えたらいいなと思って演じていました」
――最初は緊張していたという小越だが、約4カ月の撮影は楽しく、あっという間だったと振り返る。
小越「本当に初日から雰囲気がすごくいい現場で安心しました。伊勢谷(友介)さんはお会いする前は緊張していたんですが、初日に初めてあいさつしたときに『君、かわいいね』って言ってくださって(笑)。すごく気さくで、いつも場を和ませてくださりました。前野(朋哉)さんとはお芝居のことをはじめ、いろんな話をさせていただきましたし、一日一日が本当に大切な日々でした」
――10月期は土曜日放送の「深夜のダメ恋図鑑」(テレビ朝日系ほか)で残念な男・八代(清原翔)の同僚・長谷川を演じる。
小越「普通のサラリーマンの役は、とても新鮮です。僕、スーツを着る役って初めてなんですよ。プライベートでもスーツを着ることってなかなかないので、なじんでいるかなという不安はありますが。八代と長谷川は居酒屋で話をしているシーンが多いんですが、サラリーマンの仕事帰りのリアルさが出たらいいなと思って演じています」
――長谷川は八代から恋の相談を受けるという役どころ。その悩みに共感することはある?
小越「八代は不思議な性格なので、長谷川も最初は『何言ってんだ?』という感じなんですが、最終的には応援すると思います。僕自身はあまり理解できないですけど(笑)。僕も幼なじみの友人とご飯に行くと恋愛話をされることはありますが、友人の言うことをただ認めるのではなく、どちらの立場にも立った考えを言うようにしています」
――舞台を中心に実力をつけ、近年はドラマ出演も多い小越。今後、どんな俳優を目指していくのか。
小越「とにかくいろんなことに挑戦したいです。普段の生活やお芝居の中のささいなことをもっと感じて、どんどん変わっていける役者になりたいと思っています。例えば、悪役で視聴者の皆さんから『この人ほんとヤな感じ!』って言われたら勝ちかなと(笑)。そういう影響を与えられるような役者になっていきたいですね」